イ・ビョンホン、最も理想的な俳優観そして現実との乖離

最近、後輩のために講義をする場が多いです。僕はそのような席にまだ慣れていません。初めから俳優が夢ではなかったし、体系的に演技を勉強しなかったので、教科書的な話をすることができなかったんですよ。それで僕は僕の経験を土台に、後輩へ話をしました。自分の中にまだ少年の部分があるなら、それを恥ずかしく思ったり閉じ込めようと努力しないようにと。

僕が『GIジョー』のスティーヴン・ソマーズ監督の家に訪問したことが何度かありました。監督の個人的な空間には、子どもたちが遊ぶ遊び場が組まれていました。僕は初めに監督の子どもたちが遊ぶ所だと思ったのですが違いました。そこは監督の遊び場でした。年齢は成人になったのに、このような遊び場があるということはまだ少年の心を捨てていないということでしょう。そのため奇抜で創意的なアイディアが出てくるのだと思います。