デビュー18年で“俳優”に欲を出し始める

代表作もあってヒット作も多い。

『秋の童話』でソン・スンホンは愛する女性の死に自ら命を絶って視聴者たちの涙を誘った。当時『秋の童話』の視聴率は40%を越えた。2008年には『エデンの東』でMBC演技大賞も手にした。

それでも何かが不足した。大衆にとってソン・スンホンは“美男”であり“スター”だが、“俳優”ではなかった。ソン・スンホンは「以前、先輩たちに度々俳優になれと言われた。僕は演技をしているのに、なぜそんなに俳優になれと言うのか理解できなかった」と打ち明けた。

「突然デビューすることになり、僕の意思とは違うように生活しました。20代、演技は僕にとって仕事でした。させるからするんです。それで責任感もありませんでした。このように考えているから、常に組まれたイメージの中にばかりいました。大衆の前で良い演技者として永くいたいと話したが、振り返ると僕自身に恥ずかしかったことも多かったです。」

ソン・スンホンはまるで懺悔をするように、過ぎた時間を反省した。しかし反省する彼の表情には自信が見て取れたし、声には力がこもっていた。今彼は去る18年間より、今後の演技生活にさらに関心を持っている。この変化は映画『人間中毒』(監督キム・テウ)と共に訪ねてきた。『人間中毒』は軍官舎の中で広がる男女の秘密の愛を描いた成人メローだ。ソン・スンホンは部下の妻を愛するキム・ジンピョン役を担い、大胆なベッドシーンを披露した。

「シナリオでキム・ジンピョンがひとりの女性をこれほどまでに愛する姿が良くて、選択しました。次に見えたのが露出や部下の妻を愛する設定だったが、このせいでやらないなんてとても後悔しそうでした。」

映画『人間中毒』は公開初日、ボックスオフィス1位に上がった。「嬉しい」と短く感想を語ったソン・スンホンは、「成績も成績だが新しい試みをしようとしたし、その変化を良く見て下さるようでさらに気分が良い」と話した。

「不倫という設定が破格的で露出もあったけど、この作品をし終えると嘘のように視野が広くなった感じです。もう様々なキャラクターが見えるし、できるという自信も生まれました。作品のヒットに関係なく、変化に拍手して下さる雰囲気に自信を得たようです。」

デビュー18年で“俳優”というタイトルに欲が出たソン・スンホンは、やりたい役割がとても多くて悩みだという。「ひとつの作品をダメにするとしても、ここから離れないだろう」という彼の顔には、今まで見られなかった余裕と自信が多く含まれていた。

「していない役が多いので、演じたい役がとても多いです。映画『トレーニング・デイ』でデンゼル・ワシントンが引き受けた腐敗した警察のような役をやりたいし、人間ではないけど魅力がある役もしてみたいです。『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』や『トワイライト』のような。こういう話をすると、友達が『ヨンガシ』で寄生虫役を演じろというんです。ハハハ」

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