『応急男女』終了後のインタビュー

最近放映が終了したケーブルチャンネルtvN金土ドラマ『応急男女』で俳優チェ・ジンヒョク(28)は、劇中の配役に感情移入するのに困ったという。

彼は「ジンヒと愛情シーンを撮る時、面識が無い女性だと思って撮影に入った」と話した。ドラマではなく現実だったら、離婚した前妻にときめく感情を持つことは難しいためだ。『応急男女』は基本的にメロージャンルだが、メディカルドラマに劣らず、急に悪化した状況と手術シーンが頻繁に登場する。

「応急室(救急センター)という背景があったからこそ可能な話でしょう。チーフドクターなしでお互いを頼り、患者を生かして数多くの難関を克服しながら、恋愛時や夫婦だった時には見られなかった相手の人間的な姿を見たようです。よりを戻す確実な動機の付与になりました。初めはメローと言いながらなぜこんなに手術シーンが多くあるのかと考えましたが、それが全て作家の大きな下絵からできたシーンだったんですよ。」

感情移入よりさらに大変な部分は、前作『応答せよ1994』の人気を継続しなければならないというプレッシャーだった。tvNはあらかじめ3〜4話程度を撮影してから編成を始める慣行とは違い、ほとんど撮影と同時にドラマを放映した。それだけ『応答せよ1994』の人気は凄まじく、後続ドラマである『応急男女』にかかる期待も大きかった。

ここに地上波ドラマではなかったが、初めて主役を演じた作品だったので俳優チェ・ジンヒョクが配役に臨む姿勢は違うしかなかった。チェ・ジンヒョクは主役を演じるのも初めてだったが、離婚した男女のロマンスを扱った作品も初めてだったので、視聴者たちが関心を持つだろうと信じた。『応急男女』は視聴率1〜2%だけでもあれば成功だと評価されるケーブルチャンネルの番組で、6.1%という高い視聴率で幕を閉じた。

俳優チェ・ジンヒョクの自信はどこから出たのだろうか。彼は迂余曲折多かった人生史、長い間の無名時代が今日のチェ・ジンヒョクを作ったと語る。すらりとした背丈に中低音の声、引き込まれる目つきを持つ俳優チェ・ジンヒョクは、2006年に演技者オーディション番組であるKBS2「サバイバル スターオーディション」で大賞を受賞し、明るい道を歩んで行くかに思えた。しかし予想とは違い、彼がtvN『応急男女』で主役を演じるまでに8年という時間がかかった。

チェ・ジンヒョクは気を引き締めた。他の人々は人生に一度や二度体験する、やめるかもしれないと思った仕事を数回経験したことを思い出した。人生の屈曲、様々な感情を味わった時を記憶して演技に溶かせば、何か他の演技ができると思った。映画製作会社ミョンフィルムのシム・ジェミョン代表から、「俳優になってみろ」と言われた時のドキドキ感も思い出させた。

「『パスタ〜恋が出来るまで〜』に出演する時、カメラに映った僕の顔が気に入らなかったんですよ。とても太って見えました。1年間、鳥のささみとさつまいもだけ食べて運動に力を入れました。毎日演技のことだけ考えながらです。2013年のMBCドラマ『九家の書』で半人半神のキャラクターを演じて一段段階を昇ったようです。『九家の書』を撮影する時、役者として自分の限界を感じて演技を辞めようかとも考えましたが、ここまできたなんて信じられません。やむを得ず僕は俳優をする運命のようです。」

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