先日、11月7日(水)『Shibuya WOMBLIVE(東京渋谷区)』にて「Music and City Festival」が開催されました。この「Music and City Festival」は、(株)AI Entertainmentが主催する日韓合同の音楽フェス。

コンセプトは「Urban music=都会的な音楽」。その名の通り、都会的に洗練された新しいジャンルのミュージックだとされています。この「Urban music」は、一体どのようなスタイルの音楽なのか。韓流エンタメ、K-POP担当ライターがライブ当日の様子をレポートします。

このライブに出演したのは、日本出身アーティストが3組、韓国出身アーティストが3組と計6組。
インディーズ時代に有名なFTIslandやCNBLUEを育てたという崔尹禎(チェ・ユンジョン)氏が、実際に確かめて厳選したということで、期待値は上がるばかりです。

※尚、本サイトが韓流エンタメを主なコンセプトとしておりますので今回は韓国サイドにスポットライトを当ててレポートをしております。

会場であるおしゃれな雰囲気のクラブ、Shibuya WOMBLIVEに訪れていた人は男女半々の割合。若い人だけではなく、韓国音楽ファンと思われる年上のお姉様たちの姿も目にしました。

特徴的なサウンドで魅せる音楽、
今韓国で最も注目される4人組バントグループ『WETTER』

まずはじめに韓国出身アーティストとして登場したのは、男性四人組バンドグループ「WETTER(ウェッター)」。今回のライブが初来日なのだとか。

ボーカルのチェ・ウォンビンは、ブロンドの髪にサングラスをかけた、カリスマ性を感じさせるビジュアル。彼の左右に立つベースのジョン・ジフンとギターのチェ・ジホは、すらっとした長身のモデル体型で、女性ファンが多いことは容易に想像できました。そして、ウォンビンの後ろに鎮座していたドラムのホ・ジンヒョクは、圧倒的存在感があるワイルド系。

それぞれ魅力的な4人のビジュアルは、まさに洗練された“都会的”な印象だなと思った瞬間、照明を落とした暗いステージに力強いドラムの音が響き渡り、WETTERのパフォーマンスが始まりました。

1曲目に披露したのは、比較的スローテンポなロック。特徴的なリズムと、ボーカルのセクシーな低音ボイスが魅力的な音色を奏でます。その後、明るい曲やアップテンポの曲を次々と披露し、会場は大盛り上がり。

最後に披露した幻想的なイメージを抱かせる曲の際には、観客全体が手拍子をする場面も。アーティストと会場が一体化した、素晴らしいステージでした。あらゆる意味で回転の早い街、ソウルの街並みが反映されたという彼らの音楽。

今回披露してくれた計6曲を通じて、彼らが体現する「Urban music」とは、都会的に洗練された耳に残るサウンドと聞き手を圧倒させるパフォーマンスだと感じました。

ロマンテックな世界観で多くの観客を魅了、
Urban musicの歌姫『JUNIEL』

次に韓国出身アーティストとして登場したのは、JUNIEL(ジュニエル)。日本での活動にも重点を置く、女性シンガーソングライターです。
柔らかく女性らしい雰囲気をまとった彼女が登場すると、会場がより熱気を帯びた感じに。韓国だとIU、日本だとmiwaに近いイメージを抱かせます。

オープニングではギターの音色にJUNIELの美しく軽やかな声が映えた、軽やかな曲を披露。男性達から歓声の声が上がります。2曲目に披露してくれた曲は「月」。日本に住んでいた時に眺めた月がとても印象深かったため、タイトル名を月にしたのだとか。曲調は、スローテンポのバラード調。

日本語で披露してくれたこの曲は、ロマンチックな照明と曲とがぴったりと合い、素敵な雰囲気を醸し出していました。そして、月と少女が登場する、おとぎ話のような歌詞がとても印象深かったです。JUNIELの世界観を垣間見れた気がしました。

3曲目に彼女がチョイスしたのは、「東京」という曲。これも日本語で歌われており、その大人っぽい雰囲気に、多くの観客が聞き惚れていました。彼女の作る歌には、日本での留学経験が強く影響しているようです。

4曲目に披露してくれた曲は、「メリーゴーラウンド」。個人的には、この曲が一番好きでした。彼女のスタイルはギターが中心ですが、こちらはトロピカルサウンドのような曲調も取り入れられて軽やかな雰囲気に仕上がっています。

この曲は韓国語で歌われていたので、歌詞の内容が分からず非常に残念でした…。
とても印象に残ったので、ライブ後に気になって調べたのですが、なんと意外にも恋人との別れを綴った歌詞で驚きました。切ない思いをあえて可愛らしい曲調に乗せた彼女の感性には、共感できる部分があるような気がします。JUNIELの魅力を存分に感じた一曲でした。

5曲目は「ピノキオ」という日本語の曲でトロピカルさを強く感じさせながらもキュートな雰囲気の曲に仕上がっていました。歌詞の主人公はピノキオ。「僕」という一人称が印象的です。童話で有名なピノキオがJUNIEL独自の感性で表現され、新たな物語が紡ぎ出されているように感じました。観客全体がうっとりと聴き惚れた、魅力的な楽曲でした。

そして、最後に披露されたのは、「ラストカーニバル」。来年発売予定だという新曲です。気づけばJUNIELの物語のような世界観にすっかり引き込まれ、「もっと聞いていたい」と思うほどになっていました。

これまでに披露された彼女の歌は、比較的スローテンポな曲調が多かったのですが、この曲は珍しくアップテンポ。おしゃれなサウンドで、街中を歩くときのBGMに良さそうなスマートさを感じました。発売がとても楽しみです。

独自の美しい感性が存分に感じられる曲で、会場を魅了したJUNIEL。彼女はソウルを「夢の始まりの場所」と表現しています。この街は、大都会ゆえに様々な人の感情が入り乱れる空間。1人1人違う世界観を持った多くの人々と触れ合うことで、歌詞を作り上げているそうです。

彼女が体現する「Urban music」は、ソウルという都会だからこそ作り上げられる、多くの人の心に響く音楽だと言えるでしょう。そして、東京という都会での経験も反映されていることも見逃せません。

セクシーな歌声に独自の感性でたちまちトリコに、
『Car,the garden』

そして、最後の韓国出身アーティストとして登場したのは、「Car,the garden」。
日本初来日、愛・若さ・青春を歌う男性シンガーソングライターです。

韓国人の男性らしい長身でスタイリッシュなビジュアルのCar,the gardenは、セクシーな伸びのある歌声が印象的。おしゃれなフランス映画に出てきそうな曲や、バラード調の曲など、彼の歌声にマッチした素敵なメロディーを披露してくれました。

Car,the gardenはソウルを「チャンスの場所」と捉えています。大都会ソウルは、自分がステップアップできる多くのチャンスが転がる街。それ故に、全てを失う危険性を伺わせるところに、他のアーティストとは異なる彼の感性を感じました。

彼の楽曲は、ソウルで感じた実体験が意図せずともメロディーや歌詞に反映されているといいます。自信がソウルに抱く「期待と不安」という、相反した感情がCar,the garden独自の魅力的な世界観を生み出しているのだと思いました。

「Music and City Festival」は、アーティストそれぞれの感性に圧倒された空間だった!
今回の「Music and City Festival」は、韓国の「Urban music」をコンセプトとして掲げたフェス。「Urban music」は、アーティストそれぞれの世界感が表現された、まさに都会的で洗練された音楽に感じられました。

そして好評につき、第2弾開催が決定!
第2弾・「Music and City Festival Vol.2」は、東京とソウルの2都市で開催します。東京公演は2019年2月9日 (土)、会場は今回と同様、 Shibuya WOMBLIVEです。ソウル公演は2019年3月23日 (土)、 SangSangMadang Live Hallにて行います。アイドル要素が強い従来のイメージのK-POPとは異なった、新ジャンルの音楽をぜひ体感してみてください。きっと、自分の感性に響くものがあるはずです。今回見逃したK—POPファンはもちろん、初めての人もぜひ足を運んでみてください。

イベント概要
【イベント名】Music and City Festival
【日程】2018.11.7(水)
【時間】17:30 開場 / 18:00 開演—21:30 終了
【会場】Shibuya WOMBLIVE
アクセスはコチラ
【参考記事】

Vol.2が開催決定!
【イベント名】Music and City Festival vol.2
<Japan Tokyo>
【日程】2019.2.9(土)
【会場】Shibuya WOMBLIVE
アクセスはコチラ
<Korea Seoul>
【日程】2019.3.23 (土)
【会場】SangSangMadang Live Hall