元議員もユーチューバーHamzyを応援…“キムチは韓国の食べ物”認識で中国広告会社から契約解除通告

4・7ソウル市長補欠選挙への出馬を表明したナ・ギョンウォン元国民の力議員(57)が19日、「キムチを中国の食べ物だと話すべきだとするなら、中国活動はしない」と断言した“モッパン(食べる)ユーチューバー”Hamzy(30)を応援した。

 ナ元議員はこの日、Facebookに「ユーチューバーHamzyの所信発言を応援する。キムチは当然、韓国固有の食べ物であり、われわれの誇る文化遺産」と述べた。また「たかがコメントに“いいね”をしたという理由だけで契約解除までする中国の某所属事務所、本当にケチだ。グローバル時代に合わない一種の文化報復」と綴った。

 これを前にHamzyは去る13日、サム(野菜などでご飯とおかずを包んで食べる料理)の動画をアップロードした。彼女は映像に寄せられた視聴者からの「“中国の奴ら”がサムも中国の伝統文化だと言っている」というコメントに「いいね」を押した。

 Hamzyは中国のネットユーザーに“中国の奴ら”という表現が翻訳機で翻訳されて”文句”のように聞こえたようだと謝罪したが、「サムやキムチは、当然 韓国の食べ物であり文化だ」という主旨の発言をしたことで、再び物議を醸した。

 また彼女は「中国の方々が私に裏切られたと感じ怒る理由が、誤解により中国人を卑下する悪口に同調したということなら、謝罪するのが当然だと考える」としながらも「しかし、中国で活動するために、キムチを中国の食べ物だと言わなければならないのなら、中国での活動はしない」と強調した。

 中国でHamzyの映像アカウントを運営する広告会社スシアンは彼女との契約を解除し、中国ポータルTaobaoから彼女の映像を削除する計画だと明らかにした。

 これらを受けてナ元議員は「THAADミサイル配置から続く中国の貿易報復、文化報復、そして以前からすでに始まっていた東北工程(中国東北部の歴史研究を目的とする中華人民共和国の国家プロジェクト)との延長線上でなされるキムチ工程、ここに微細粉塵(PM2.5)の苦痛まで、中国に言うべきことは言うソウル市長が必ず必要だ」と訴えた。