SHINeeジョンヒョン、遺書公開「笑うことはできなくても、責めて送り出さないで」

SHINeeのメンバー故ジョンヒョンの遺書が公開された。
アイドルグループDear Cloudのメンバーナインは自身のInstagramを通じて「ジョンヒョンと最後の挨拶をしてきました。笑っている遺影を見ても私は相変らずジョンヒョンが私のところにやってきて、全てが夢だったかのように笑いそうでした」と明らかにした。引き続き「この前からジョンヒョンは私に暗くて深い内面の話をしたりしました。毎日のように非常に辛かったようです。不安に思って家族にも知らせて彼の心を掴むように努めましたが、結局時間を遅らせるだけでその最後を防ぐことができませんでした」と語った。ナインは「ジョンヒョンは自分が世の中から消えれば、この文を必ず私に上げてほしいと要請しました。このような日がこないように願いましたが…家族と相談した末に、彼の遺言により遺書を上げます」としてジョンヒョンが彼に残した遺書を公開した。
ジョンヒョンは今月18日午後6時、ソウル市清潭洞(チョンダムドン)の某オフィステルで倒れたまま発見された。心停止状態で近所の病院に後送されたが亡くなった。

以下、ジョンヒョンの遺書全文だ。

僕は心の底から壊れていた。ゆっくりと僕をむしばんでいた憂うつは、結局僕を飲み込んで、僕はそれに勝てなかった。僕は僕を恨んだ。途切れる記憶をつなぎとめ、いくら「しっかりしろ」と叫んでも答えはなかった。詰まりそうな息を吐かせてくれることができないならばいっそ窒息した方が良い。
僕の責任を取ってくれる人は誰なのかと問いかけた。君だけだ。僕は完全にひとりぼっちだった。終わらせるという言葉は簡単だ。終わらせるのは難しい。その難しさの故に今まで生きていた。逃亡したいだけだと言われた。そう、僕は逃げ出したかった。僕から、君から。
そこにいるのは誰なのかと尋ねた。僕だと答えた。また、僕だと答えた。そしてまた、僕だと言った。
「なぜ、しきりに記憶をなくすのか」と言われた。「性格のせいだ」と言われた。そうだ。結局、すべて僕のせいだ。
気づいてくれることを望んでいたが、誰も分からなかった。僕に会ったことがないから、僕が存在することに気づかないのは当然だ。
なぜ、生きているのかと尋ねた。ただ、ただ、みんな何となく生きているのだと。
なぜ、死ぬのかと聞かれたら、疲れたと答える。
苦しんで悩んだ。うんざりした痛みを喜びに変える方法は習ったこともなかった。
痛みは痛みでしかない。
そうしないようにと僕を責めた。
なぜですか?僕はなぜ、僕の好きなように終わらせることもできないのか?
なぜ、痛みを感じるのか探ってみろと言われた。とてもよく知っている。僕は僕のせいで痛みを感じるのだ。全て僕のせいで、僕が至らないからだ。
先生この言葉が聞きたかったんですか?
いいえ。僕は何も間違っていません。
落ち着いた声で僕の性格のせいだといわれた時、医師は本当に気軽なもんだと考えた。
なぜこれほどまでに痛いのか不思議くらいだ。僕より辛い人々もうまく生きているのに。僕より弱い人々もうまく生きているのに。違うみたいだ。生きている人の中で僕より辛い人はいなくて、僕より弱い人はいない。
それでも生きていけと言われた。
なぜそうしなければならないのか数百回尋ねても僕のためではない。君のためだ。
僕のためだと思いたかった。
どうか知った口を利かないでほしい。なぜ辛いのかを考えろだなんて。何度も話したじゃないか。なぜ僕が辛いのか。それだけでこんなに苦しんではいけないの?もっと具体的なドラマが必要なの?もっと具体的なエピソードがあってほしいのか?
もう話したじゃないか。ひょっとして聞き流したんじゃないの? 勝ち抜くことができるものなら傷は残っていない。
世の中とぶつかるのは僕の役割ではなかったようだ。
世の中に知られるというのは僕の人生ではなかったみたいだ。
全てそれで辛かったみたいだ。ぶつかって、知られて辛かった。なぜそれを選んだのだろうか。お笑いぐさだ。
今まで持ちこたえて偉かった。
これ以上何を話せばいい。ただ「お疲れ様」と言ってくれ。
これくらいなら、よくやったと。ご苦労だったと言ってほしい。
笑うことはできなくても、責めて送り出さないでほしい。
お疲れさま。
本当にご苦労さま。
さようなら。