CNBLUEカン・ミンヒョク、配役のために「医者に会って配役を研究」

男性バンドCNBLUEのメンバーカン・ミンヒョクがアイドルではない、“本当の俳優”として新たに出た。最近最終回を迎えたMBCドラマ『病院船』で内科医クァク・ヒョンを演じ、初めての主演を消化しながらだ。2012年KBS2『棚ぼたのあなた』で主人公チャ・ユンヒ(キム・ナムジュ)の可愛い末っ子の弟として目を引いて6年で射止めた成果である。
カン・ミンヒョクは「初めての主演作なので責任感の重さが以前と違った。演技だけ上手にすれば良いのではなく、スタッフや他の俳優、周辺環境までさらに詳細に気を遣わなければならないということを初めて感じた」と話した。
カン・ミンヒョクは「実際“病院船”という医療サービスがあることさえも知らない方々が多い。それだけマイナーなテーマなので事前調査を徹底しなければならなかった」と語った。医者たちが病院船の中で仕事をする姿を自然に描写するため、病院船で勤める医者たちに会って話を交わした。先立って製作された病院船関連のドキュメンタリー番組もドラマの現場感を生かすのに役に立った。
『病院船』の主な舞台になる慶南(キョンナム)巨済島(コジェド)で4ヶ月を過ごして撮影に臨んだ。海上の船舶で行う撮影の方は、上げ潮と引き潮など考慮しなければならない環境的な要素が多かった。技術的な変数が多く撮影はいつも忙しく変化した。一週間ずっと撮影が一杯になっていて「スタッフ、俳優たちと船舶で刺身や焼酎一杯を交わす時間もなかった」と明かした。
船上シーンは停泊している状態で撮ったりもしたが、航海して撮影したものもある。カン・ミンヒョクは「風がたくさん吹いて日差しも強くて目を開けるのも難しくて感情を表現するのが大変だった」としつつも「そのようなシーンは『病院船』だけで見られる絵ではなかったかと思う」として満足気だった。
演技がぎこちないという指摘を受けることもあった。13歳違いが生じる先輩俳優ハ・ジウォンとのメローを表現したり、年齢に比べて成熟した医者を演じなければならないなど演技経歴が短い俳優が消化しにくかったことも事実だ。カン・ミンヒョクは評価を謙虚に受け入れた。「与えられた環境で演技を十二分に表わすことが俳優の役割だと考えるが、その部分を完璧にやり遂げられなかったようで残念だ」と話した。
しかし得たものの方がさらに多い。「演じる時に感情を効果的に表現する方法」を知った。彼は「僕が研究した感情のとおり演じたと考えたが、シーンにあらわれない時がある」として「『病院船』は人と人とが心を通わせる、温かい心を描くドラマなので感情の表現が重要だが、どのようにすればさらに深く感情を描き出すのか細かな表現法を習うことになった」と説明した。
彼は初めての主演作を「歌手ではなく俳優カン・ミンヒョクを初めて知らせた機会」と振り返った。それだけ責任感も重くなった。「僕は何が上手にできるのか探っている段階だと考えている。成否を離れ、新しいことに挑戦してみて俳優として僕の長所を探すのが最も重要だと思う。大衆が満足できるように至らない部分を満たさなければならない。じっくり成長する姿をお見せする。」