防弾少年団の記録疾走、どれほどすごい?

アイドルグループ防弾少年団が全世界をステージで止まらない記録を疾走中だ。
先月26日(現地時刻)ビルボードが発表した最新チャートによれば、防弾少年団の「DNA」は「ホット100」で85位、「DNA」をタイトル曲にしたアルバム『LOVE YOURSELF承’Her’』は「ビルボード200」で7位にランクインした。すなわちアメリカビルボードメインチャートであるシングルとアルバムチャートへ同時にランクインしたのだ。韓国人歌手で初めの快挙だ。
ここに発売2週目に公開されたビルボード最新チャートによれば、防弾少年団は「ホット100」で67位、「ビルボード200」で25位を記録した。「ホット100」は先週85位から18位も跳ね上り、「ビルボード200」は順位は落ちものの先週のランクインに続いて2週連続ランクインを維持した。
今後も続く防弾少年団の記録疾走を見る前に、今まで防弾少年団が樹立した記録の意味を調べよう。
まず「ホット100」、「ビルボード200」にどうしてそこまで熱狂するのか。ビルボードのメインチャートは音源チャートである「ホット100」チャート、アルバムチャートである「ビルボード200」チャートに分けられる。「ホット100」はストリーミングと販売量、ラジオエアープレイデータを合算して順位が算定される。「ビルボード200」は全てのジャンルのアルバム販売高を網羅した、アルバム売上を基準としたチャートだ。
多くの歌手がビルボードメインチャートに上がるのが夢だと明らかにするほど、このチャートは韓国人歌手にとってそれこそ“夢のチャート”だった。
# “5枚連続”ビルボードアルバムチャート200」防弾少年団が「ビルボード200」に上がったのは実は今回が初めてではない。
防弾少年団は2015年12月に『花様年華pt.2』が171位、2016年5月に『花様年華Young Forever』が107位、同年10月に『WINGS』が26位、『YOU NEVER WALK ALONE』61位に続き5枚のアルバムが連続で「ビルボード200」チャートにランクインする人気を見せた。
特に今回は7位にランクインして自らの最高記録を更新した。
「アメリカもアルバム市場は死んだと思われる。そうした中でメインチャート7位ランクインだなんて…快挙と言わざるを得ない。このような記録はファンの支えがなければ不可能な数値だ。その上韓国語のアルバムを全世界の人々が聴くということは大きな意味がある。」
(アルバム製作者)
# “67位”「ホット100」「ホット100」でK-POP歌手の最高順位はグローバルな人気を得たPSY(サイ)の「江南(カンナム)スタイル」が記録した2位だ。韓国語の歌詞で作られた「江南スタイル」は歴代K-POP歌手のうち最高順位でPSYのまた違う韓国語の曲「GENTLEMAN」も同チャートで5位を記録したことがある。
韓国語の曲である「DNA」67位はPSY以降出てきた韓国語歌詞の歌のうち歴代最高順位という点で意味が大きい。
「韓国語の歌のなかではPSYの次に最高記録だ。韓国語の歌で同時間帯の世界にいる多くの人の反応を引き出したのだ。特別に現地プロモーションをしたわけではなく、音楽だけでアメリカにいるメインチャートに取り上げられるということに大きな意味がある。さらにPSYさえもシングルとアルバムチャートに同時に名前を上げる事はできなかった。シングルとアルバムチャートで同時に防弾少年団の名前を見つけられるようになった。
(広報関係者)
「『ホット100』にはラジオプレイデータも含まれているだけに、アメリカ現地で韓国音楽が流れるということは風変わりな面白味だと言えるだろう。」
(歌謡界関係者)
#韓国語の歌詞
防弾少年団は今年5月にビルボード・ミュージック・アワードで「トップソーシャルアーティスト」部門を受賞した直後に持っている記者懇談会で韓国語の歌を作って歌うことに強い愛情を見せた。
メンバーRap Monsterは「アメリカ大陸での良い反応に対してあまりにも感謝している。アメリカ進出のような大層な目標よりは、継続してきた音楽を着実に行ってファンたちとの疎通を熱心にするのが僕たちのスタイルだ。韓国人歌手なので韓国語で歌とRAPをするのが僕たちを最もよく表現できる手段だと思う。それが自信の源だ。良い成績を出せるという自信ではなく、防弾少年団が今上手に出来ることがあってしっかりやり遂げられるという自信があるということだ」と話した。
大層な目標をたてるより、自分たちができるアルバムを最善を尽くして作っていくという違う見方をすれば素朴だが最も基本に忠実だという意志の表れだった。