イ・ミンホ、彼の真心…「罪悪感を感じました」

MBC 4部作ドキュメンタリー「DMZ、THE WILD」の製作発表会に参加したイ・ミンホは「DMZ(非武装地帯)にいる軍人がとても若かったんです。罪悪感を感じました」としてDMZの土地を踏んだ感想を伝えた。入隊を控えたイ・ミンホが、他の人より入隊が遅れたことにより感じる罪悪感と重圧感、時には入隊日を待っている状況で感じる清々しさなど様々な感情が溶け込んだ一言だった。
MBCスペシャル「DMZ、THE WILD」は半世紀以上、人がなかなか出入りできない未知の世界DMZの野生を伝える自然ドキュメンタリーで、イ・ミンホがプレゼンターとして参加し、製作スタッフと直接コミュニケーションを取って撮影を共にしたという点で多くの目を引く。
イ・ミンホはドキュメンタリーに対して普段から関心を持っていたことが今回の出演につながったと語り、DMZという土地がより一層彼の興味を捉えたと答えた。彼はDMZで撮影を行ったことに対して「『DMZ、THE WILD』をやることになった2番目の理由が、まさにDMZです。人間の足が60年間踏み入れられていない土地に対する好奇心があった。出発する時だけでも好奇心が多く比重を占めたとすれば、到着してからはとても緊張感を感じた。どうしても戦争中の国だし、北朝鮮と最も近いところだと感じてDMZの土地を踏む瞬間からかなり緊張した」と話した。
特にイ・ミンホは今年の入隊を控えている。入隊を控えた立場としてDMZへ向かうのは、ただ心が軽いばかりではなかったはず。現場で入隊に関連した質問が出てくると、すぐにイ・ミンホもまたそっと微笑みを浮かべた表情で「DMZの軍人がとても若くて罪悪感を感じました」と話した。
彼は入隊の感想について「入隊を前にして全ての俳優がそうであるように、残念でしばらく離別する感じがします。入隊日を待つ立場でさえも作品などをもっとやりたいと思います」と語って作品に対する愛情も表わした。
そのような心を込めてイ・ミンホは「DMZ、THE WILD」に全ての力を注いだ。プレゼンターとして参加して、季節ごとにいつも撮影を行い、一度行けば短くても2泊3日、長くて7泊8日間DMZに留まって時にはプレゼンターとして、時にはスタッフとして活躍した。
入隊を控えて一作品でもさらに出たいという気持ちを込めてイ・ミンホはこの特別な挑戦をノーギャランティーで引き受けた。キム・ジョンミンプロデューサーは「イ・ミンホさんが出演料を受け取らずに出演された。金銭的な部分で悩んだが快く決定してくれた」と語り、イ・ミンホは「この機会を通じてドキュメンタリーにより多くの関心が寄せられたら良いだろう」と願いを表わした。