BEAST、5人の男たちのバラード…儚い「Butterfly」

アイドルグループBEASTが再び感性を震わせる。バラードに唯一強いグループ、今回は正統派バラードで勝負に出た。公開された新曲「Butterfly」は、BEASTを代表する叙情性はふんだんに含んでいながらも、今までのBEAST印のバラードとはまた違うハーモニーで耳をひきつけた。
「Butterfly」は柔らかくて甘い。ある程度テンポを生かした今までのバラードとは一味違う魅力だ。何よりボーカルに集中できる曲。正統派バラードを通じてBEASTのまた違う色を表現して、真に儚く美しく描き出した。バラードと会ったBEASTの感性はいつも正しかった。
この曲は特により一層深く食い込むBEASTの感性ボーカルが印象的だ。メンバーが5人になってからの第一歩であるだけに最もBEASTらしい感性を表わしたが、その方式は新しい。叙情的な感性をどんどん爆発させる豊かな和音で表現したBEAST。メンバー5人のボーカルを誘って魅力的に聴くことができる曲だ。穏やかなピアノの旋律とアコースティックギターのサウンドが魅力的で、BEASTのバラードがなぜ常に世間に通じるのか証明できる曲として完成された。
離れていく恋人を蝶のように描写した歌詞が美しい。蝶の羽ばたきさえも美しく表現した。「いくら我慢しようとしてもできないことがあるとしたら/ 君を呼ぶ唇が本当に憎く切ないだけ/ どうか長くかからないように/ どんなに遠くても僕が君を見ていられるように/ 僕はそれ一つだけで大丈夫 君は美しく飛んで行け/ マイ・バタフライ」という表現は、BEASTのボーカルと同じくらい本当に美しい。
共に公開されたミュージックビデオもやはり美しく表現されている。緑が生い茂る森や野原、花や蝶が登場して映像美を誇った。この歌の感性と完璧な組み合わせだ。
BEASTは今まで公開した先行公開曲の度に1位を占めており、とりわけバラードに強いアイドルグループだ。今回の3rdアルバムは「Butterfly」の先行公開を皮切りに、タイトル曲もBEAST印のバラードの真骨頂を聴かせる予定だ。ダブルバラードを前面に出したBEASTが、5人組での活動の最初のアルバムでどんな成果を上げるのか注目される。