JYJジュンス、誰がなんと言ってもコンサートキング!!!

キム・ジュンスがやり遂げた。生涯初の体操競技場コンサートを素晴らしく、完璧に終えた。甘美なバラードからパワフルなダンス、華やかな群舞そしてファンを中心に作られた、充実した内容のジニータイムまで、何ひとつ足りないものはなかった。
今月11~12日に開かれた「2016 XIA 5th ASIA TOUR CONCERT IN SEOUL」。キム・ジュンスは何と17,000人の観客を動員、独歩的なソロアーティストとして、その位置づけを再認識させた。様々なジャンルの曲を披露したのはもちろん、センス溢れるトークで始終笑わせたキム・ジュンス。公演が終わったばかりなのに再び公演が観たくなる、魔性の180分を完成した。
強烈なパフォーマンスでスタートを切った。20人のダンサーとオープニングを飾った「F.L.P(Feels Like Paradise)」のステージは爆発的なカリスマと圧倒的な群舞で、まるでファイナルステージを観るかのようだった。続いたステージは「Break My Heart」。夢幻的なキム・ジュンスの声とリズミカルなダンスはファンの熱烈な歓声を自然に引き出した。
息を切らしてマイクを手にしたキム・ジュンスは最初にファンへ感謝の言葉を伝えた。韓国最大の公演会場でコンサートが出来たのも感慨無量だが、ファンたちの支持がなかったとすれば絶対に成し遂げることができなかった夢だったというもの。おかげでキム・ジュンスは感激しきりの表情を見せ、ファンは一瞬も休まず歓声で応えながらキム・ジュンスの初めての競技場公演を共に祝った。
次もダンス曲だった。4thアルバム収録曲である「Xitizen
を選曲したキム・ジュンスは、強烈な赤い光の照明を受けてステージを始めた。味わい深いキム・ジュンスの歌声とダンスは会場中を圧倒し、ダンサーと共に花道へ移動してより一層近くで呼吸した。続いた「Fantasy」のステージでもキム・ジュンスは花道でダンサーと共に息を合わせて興味をかきたてた。
ステージだけが爆発的なわけではなかった。キム・ジュンスのトークもまた光を放った。自ら“おやじギャグ”と呼ぶキム・ジュンスは、昔を思い出しながらファンと冗談をやり取りした。それと共にキム・ジュンスはファン一人ひとりとアイコンタクトも忘れず、深い愛情を惜しみなく見せた。
オープニングから熱いダンスを披露したキム・ジュンスは、切ないバラード曲でステージを続けた。「Don’t Forget」で再びマイクを手にしたキム・ジュンスは「Can’t leave this love」「As Usual」で心に響く歌声を届けた。キム・ジュンスの感性を最大化するための感覚的な照明も印象的だった。色とりどりの照明とレーザーはコンサートを楽しむもう一つの観賞ポイントだった。
穏やかな雰囲気を反転させるために、いよいよ待ちに待った瞬間がきた。それはまさにキム・ジュンスがファンの願いを叶える“ジニータイム”。キム・ジュンスはファンのリクエストが書かれた紙を渡され、ファンが共に贈ったアクセサリーを着用して積極的なファンサービスを見せた。この日キム・ジュンスは東方神起時代の歌も歌い、童謡も歌った。さらには話題の「シャシャシャ」を披露するなど、全力でジニータイムを整えた。
さらにMelOnチケットで応募したメッセージを受けてSechs Kiesの「カップル」を歌う時は思いがけないゲストがステージに登場して感動と面白さを加えた。なんと客席に座っていたSechs Kiesのカン・ソンフンがステージに上がったのだ。2人は仲の良さをアピールし、共に「カップル」を熱唱してファンから拍手喝采を受けた。
まるでファンミーティングを訪仏させた約1時間のジニータイムを終えた後、キム・ジュンスは再び見事なステージを始めた。4thアルバムの先行公開曲「..IS YOU」でファンを感動させたキム・ジュンスは、濃厚な感性を精一杯誇って「No One Like You」で忘れられない感動的なステージを届けた。
引き続き「ライト&レーザーショー」を披露したキム・ジュンスは「Eyes On You」「Magic Carpet」「Incredible」を引き続き熱唱した。まずグルーヴィーなダンスで熱い雰囲気にしたキム・ジュンスは「Magic Carpet」を歌う時はワイヤーに乗って客席のあちこちを縫った。キム・ジュンスは遠い客席にいるファンたちまでもアイコンタクトを交わし、思い出を分かち合った。
キム・ジュンスの“ダンス・バイブル”とも言える「Incredible」はそれこそ祭りを彷彿とさせた。キム・ジュンスの声と同じくらい公演会場をいっぱいに満たしたファンの叫び声は巨大な合唱を作り出した。そして観客がひとつになってジャンプ、手を振ってステージを楽しむなど非常に熱いステージを完成した。
ここで終わらなかった。キム・ジュンスはタンゴ風のダンス曲「Tonight」でもう一度ステージを熱くした後、XIA印のパフォーマンスの絶頂ともいえる「Tarantallegra」で強烈以上のステージを完成した。また、20人のダンサーと共に整えた4thアルバムのタイトル曲「Rock the World」はスケールの大きいステージとさく烈するようなキム・ジュンスの熱唱で最後を華やかに飾った。
力を出し合ってステージを燃やしたキム・ジュンスは、アンコールで「How Can I Love You」「FLOWER」を披露して再び感動の渦に巻き込んだ。なかでも壮大なサウンドが印象的な「FLOWER」は、韓国最大公演会場である体操競技場にキム・ジュンスが立ったことを祝うようだった。単独でステージに立ったキム・ジュンスだが、全く物足りなさがないステージであり公演だった。
いつもそうだったように、キム・ジュンスのコンサートは今回も正しかった。最上の歌とパフォーマンスでファンたちを楽しませ、センスが光るトークを添えて、ただ一瞬も退屈させない公演を完成した。特にキム・ジュンスはテレビ番組で自身の歌とステージを披露できない状況だが、落ち込まないでコンサートで自身の真価をまともに見せつけた。だからこそ“コンサートキング=キム・ジュンス”という公式が自然に成立できた。
初めての体操競技場公演を大成功させたキム・ジュンス。時間と空間の制約を軽く越える、彼の情熱溢れる音楽旅行は今後も続くと信じて疑わない。