イ・ビョンホン、ハリウッドが羨む彼だけの魅力を分析

“輸出用”俳優として名を挙げているイ・ビョンホン
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ハンサムな容姿と演技力、人とは違う雰囲気とオーラ、優れた外国語能力まで多くの長所を持つイ・ビョンホン。彼が持つ俳優としての魅力は、ハリウッドでも認めるところだ。

2009年『GIジョー』を始め『GIジョーバック2リベンジ』『REDリターンズ』『ターミネーター:新起動/ジェニシス』を経て最近『ミスコンダクト』まで、その間イ・ビョンホンが出演した有名映画がこれを証明する。果たして彼のどんな魅力が韓国を越えて海外の観客と関係者たちの気を引くのだろうか?“輸出用”俳優として名を挙げているイ・ビョンホンの魅力を3種類の項目に分けて分析してみた。

1.演技力
イ・ビョンホンの演技力は様々な映画を通じて立証された。最新の作品は『内部者たち』で、彼は同映画で政治のチンピラアン・サング役を担って卓越した演技力を見せた。アン・サングは無知に見えるが燃えたぎる復讐心を持つ人物で、イ・ビョンホンはこれを立体的に表現して観客の好評を受けた。

彼の熱演は『インサイダーズ/内部者たち』がディレクターズカット版を合わせてとんでもない興行成績を成し遂げるのに大きく貢献した。デビュー当時、X世代を代表するハンサム俳優の1人だったイ・ビョンホンは、パク・チャンウク監督の映画『JSA』をきっかけに“演技派俳優”という認識を得始めた。その後彼は様々な作品で観る人々を映画の世界に引き込む卓越した演技力で大衆的な人気を得た。特に『オールイン 運命の愛』と『IRIS-アイリス』はイ・ビョンホンに各放送会社の演技大賞を与えた作品だ。

2.容姿
デビュー当初、イ・ビョンホンは映画『ホーム・アローン』の主人公マコーレー・カルキンに似た容姿で話題を集めた。それだけ韓国で彼の容姿は典型的なものではなくエキゾチックでハンサムなスタイルに分類される。小麦色の肌とはっきりした目鼻立ちと特有の奥ゆかしい目つきは彼が日本で“ビョン様”と呼ばれるほどの人気を与え、アメリカでも色々な映画にキャスティングされるのに役に立つほど国際的な競争力を発揮した。

3.言語能力
先月アメリカで開かれた第88回アカデミー授賞式でイ・ビョンホンは韓国俳優で最初の授賞者に招待された。開始前“白人祭り”という非難を浴びた同授賞式でイ・ビョンホンは女優ソフィア・ベルガラと共にステージに上がって外国語映画賞を受賞した『サウルの息子』にトロフィーを渡した。当時注目を浴びたのは、イ・ビョンホンの流暢な英語の実力だった。イ・ビョンホンは映画『GIジョー』を撮る当時だけでも現場の人々とあまり合わなくて自身のニックネームが“王子”だったと明らかにしたことがあった。

英語には自信があったが、実際に現地で使う言葉に適応するのは苦労した。しかし彼は5つの作品へ立て続けに出演してブルース・ウィリス、シエナ・ミラーなどの俳優たちと親交を深めた。特に『GIジョーバック2リベンジ』と『REDリターンズ』を一緒にしたブルース・ウィリスとは仲が良いという。同僚俳優との関係でも困難がない今、イ・ビョンホンは次回作を心配することなく引き続きハリウッド映画への出演を決定し、安心のコミュニケーション能力を立証してみせている。