チャン・グンソク「酒量は焼酎5本…?」…[ほろ酔いトーク①]

「俳優がやりたくて3ヶ月間逃げ続けた」
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才能が多く、自由奔放で若干の虚勢もあるスタイル。今年、韓国の年で30歳になったチャン・グンソクは言葉どおりチャン・グンソクらしかった。昨年、苛酷な試練を経て30歳になったチャン・グンソクは、相変らず溌刺とした。去年1月、彼は脱税疑惑が起こり、撮影まで終えたtvN「三食ごはん」ではモザイクまでかけられた。脱税疑惑は、結局所属事務所のミスだと一段落ついた。

30歳になったチャン・グンソクは、新しいスタートラインにいる。Mnet「プロデュース101」で10年ぶりに単独バラエティのMCに出た。101人の女性の練習生を管理する総責任者。初回放送からセンス溢れる身振りと語り口で話題を集めた。「初めはやりたくなくて逃げ回りました。3ヶ月しつこく追いかけられました。昔『エックスボーイフレンド』で共演したプロデューサーさんが局長になって逃げきれませんでした。結局オファーを受け入れました。」初回放送以降、“チャン・グンソクでなければできない番組だ”という評価が続いた。

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本業である役者としても飛躍する。3年ぶりに役者復帰する。今年3月に放送されるSBS『デバク』に出演する。前作の成績がそこまで良くなかったために、今回の作品に対する覚悟は相当なものだ。「『ファン・ジニ』が2006年に放送されました。ぴったり10年後である今『デバク』に出演することになりました。あの時の事をたくさん思い出しました。10年前を思い出して、今回の作品に“オールイン”するんです。これ以上は退く場所がないという覚悟を持っています。今度は何か見せねばなりませんね。」

酒が入るとすぐにチャン・グンソクはリラックスしたのか特技を次々吐き出した。特にモノマネの達人だ。ユ・アイン、ヨ・ジングなどをマネする彼の姿はかなり愉快だ。彼は「モノマネですか?昨年、TVや映画をたくさん観ました。プハハハ。だからモノマネが上手くなるしかありませんね」と笑う。

-ほろ酔いトークの公式質問です。どれくらいお酒を飲めますか。
「焼酎5本くらいです。以前はもっとたくさん飲みましたが、確かに年を取ったので、飲める酒の量が減りました。」

-体力的な変化を感じるのですか?
「20台後半から徐々に感じ始めました。20代始めには夜通し酒を飲んで授業に行っても完璧でしたが今はダメです。酒を飲みながらも翌日が心配になって飲むのをやめます。」

-特別な酒癖がありますか?
「狂ったように飛び回ります。マネジャーといれば彼らが僕を管理しようとするでしょう。だからわざわざ避けて逃げ回ります。」

-人に気づかれるでしょう?
「飛び回れば気づかれないんじゃないでしょうか(笑)。海外では会食をするとSPチームがつきます。それでまたふざけようと逃げます。東京の真ん中を飛び回るのはおもしろいです。」

-「プロデュース101」が放送されました。どうでしたか?
「新人たちを見ること自体初々しくありませんか。あの子たちの実力はまだ半分も見せていませんが、夢をかなえるために努力する姿は新鮮です。大人たちの目にはひたすら可愛く映るだけでしょう。」

-そのような子たちが脱落するのを見れば残念に思うでしょう。
「初めにそれで制作スタッフとその話をたくさんしました。僕は初めから等級を分けることを反対しました。ところが考えてみると、101人全員をデビューさせることにはならないでしょう。冷酷だとしても脱落させるのがこの社会の方式でしょう。」

-考えが変わったのですね。
「なぜなら脱落したからといって失うものはありません。デビューもしていない子たちなのにメディア露出できたじゃないですか。それぞれの所属事務所で再びデビューする時、マーケティングに活用できます。そして至らない点を悟って補完すれば良いでしょう。」

-初めに断ったと聞きました。
「はい。3ヶ月以上を追いかけられました。その期間ずっと避け通しましたが、とてもしつこかったんですよ。それで結局は承諾しました。」

-何故やりたくなかったのですか?
「演技をしたかったんです。人々が僕を俳優よりエンターテイナーとして見るでしょう。ある時、編集された自分の姿を見て羞恥心を感じました。良い作品を探していた刹那にMnetの局長が3ヶ月説得しました。」

-番組では代表ですが、気になる練習生がいると思いますが。
「もちろん目につく子たちがいます。ところで練習する過程を見ると考えが変わります。目につく子は自分たちが優れていることを知っていて努力しなかったんですよ。それがカメラに全て現れました。」

-目についた子達がずっと残っているのですか。
「まだ僕が思う子たちはたくさん残っています。最後までどうなるのかは誰にも分かりませんが。」

-とても愉快ですよね。演出でしょうか。アドリブでしょうか。
「お固く見えなかったらと思いました。他のオーディション番組を見れば皆固いでしょう。審査員もいかめしくて。参加者全員の緊張を解いてあげたいです。彼女たちは僕を代表と呼びますが、接する時は近所のお兄さんです。僕まで恐ろしくふるまいたくありませんでした。」

-Mnetとの縁は初めてではありませんね。「エックスボーイフレンド」がありました。
「うわぁー、あれがどのくらい前の事か…。当時20代の男子大生が楽しんで見た番組でした。かなり好奇心を刺激したようです。自分と別れた人がどこで何をして過ごすのか気になるでしょう。刺激的な番組の開始を知らせましたよ。あの時、今『プロデュース101』を担当する局長に初めて会いました。」