スジ、IU、ユリまで…2016のお茶の間、演技アイドルの時代

ラブコメから時代劇まで、様々な役で活躍する演技アイドルたち
012

テレビドラマでアイドルが演技に挑戦するのはそれほど目新しいものではない。主演の座を手にするアイドルはさらに多くなったし、主なキャラクターを消化している。じわじわ演技力を積んで演技アイドルに付いて回った“大根役者”という酷評はほぼ消えて、安定した演技力を披露している。2016年のテレビドラマでも演技アイドルの活躍は続く。すでに認められた演技アイドルから、未来が嘱望される期待の新人まで、視聴者たちを誘惑する女性アイドルのラインナップをあらかじめ探ってみた。

◆スジ、IU、ユリ、ソヒョン…彼女たちの変身を期待して
スジは7月放映予定のイ・ギョンヒ作家の新作であるKBSドラマ『むやみに切なく』(仮題)で男性視聴者たちの心をノックする。MBC『九家(クガ)の書 ~千年に一度の恋~』以降3年ぶりのお茶の間復帰作だ。『むやみに切なく』は幼い頃に胸が痛くなるような悪縁で別れた2人の男女が、傍若無人な“スーパー甲(地位が高い者)トップスター”と卑屈で俗物的な“スーパー乙(地位が低い者)ドキュメンタリープロデューサー”として再会して描かれるラブストーリーだ。

スジはドキュメンタリーPDノ・ウル役を担い、今までの綺麗で清純なイメージとは180度異なる、お金の前ではプライドも捨てて尻尾を振る限りなく虚弱なキャラクターで、一味違う姿をリリースする予定だ。特に一躍大人気スターに躍り出たキム・ウビンとのロマンスに関心が集められている。

IU(アイユー)は次回作に『歩歩驚心:麗』への出演を確定した。『歩歩驚心:麗』は中国小説を原作に制作されるファンタジーロマンス時代劇で、IUはヒロインのヘス役にキャスティングされた。歴史的事件の中心で苦悩し、自身の運命を切り開いていく成長型キャラクターだ。イ・ジュンギが引き受けたワン・ソをはじめ、皇子との友情と愛を演じることになる。IUが再び主人公の座に就いた中で、演技力を認められるか注目されている。

少女時代のソヒョンも本格的に演技アイドルに挑戦、『歩歩驚心:麗』でIUと共演する。2013年に放映されたSBS『熱愛』を通じて演技アイドルに初挑戦したソヒョンは、『歩歩驚心:麗』を2番目のドラマに選択した。ソヒョンが引き受けたウヒは後百済の最後の王女で、実際の身分を隠して天女のような舞いを前面に出して皇宮内にある敎坊(宮廷に仕える楽人や妓女たちに宮廷音楽を教習させるための機関)で歌舞を担当する妓生(キーセン:朝鮮時代の芸者)になった人物だ。

イ・ジュンギを筆頭としたイケメン皇子軍団と友情やロマンスの花を咲かせてドラマに活力を加える予定だ。演技アイドル経験が少ないソヒョンの跳躍が期待される作品だ。

少女時代のユリも演技アイドルの歩みを継続する。ユリは今月23日に放映されるOCNドラマ『町の英雄』に出演する。居酒屋で長い間アルバイトしながらシナリオ作家を夢見る人物で、シナリオに対するインスピレーションを得るために事件にまつわる人物を一歩後ろから観察する。ステージの上で洗練されて都会的なイメージが強かったユリは、みすぼらしくも気さくな魅力を披露する予定だ。