イ・ホンギ、深まった響きで大衆の感性をノックする!

シンガーソングライターの可能性を立証できるか注目
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FTISLANDのイ・ホンギが力を抜いて胸に響く濃厚な感性ボーカリストとして戻ってきた。
イ・ホンギは1stソロアルバム『FM302』発売記念ショーケースをタイトル曲「INSENSIBLE」で火ぶたを切った。この日のMCはイ・ホンギの親友であるSUPER JUNIORのメンバーヒチョルが引き受けてラジオブース中でDJとゲスト歌手がトークを広げながら新曲を紹介する方式で進めた。

イ・ホンギは「FTISLANDの曲は『僕たちがお見せします』という意志が込められたアルバムだとしたら、ソロアルバムは『多くの方々が聴いて下されば』と思う歌を入れた。今日も一睡も出来なかった。僕をはじめとしてプレッシャーでスタッフも夜を明かした」と緊張した姿を見せた。

デビューして9年経ち初めてひとりでステージに立ち歌を歌ったイ・ホンギは「常に僕のそばと後ろにはメンバーがいて心強かったが、僕ひとりで100%全てこなさないといけないと考えて不安が大きかった。普段は歌う時に緊張しないのに、今日はとても緊張した」とグループとソロ活動の違いを語った。

自分だけが見せられる音楽をするためにソロに出たというイ・ホンギは「今回のアルバム音楽はバンドをする時と明確に違う。まずサウンド的な部分が完全に違う。FTISLANDの時はバンドサウンドが強かったが、今回は楽器はあまり加えずボーカルがさらに引き立つように集中した」と伝えた。引き続き「感性的に大衆に近付くことができる音楽で満たした。アルバム作業期間が約2ヶ月で時間が迫っていたが14曲を自作した。その中から選別した」と短期間にも関わらずアルバムの完成度のために集中したと語った。

ソロアルバム『FM302』はラジオ周波数の変調方式であるFMと、イ・ホンギの誕生日3月2日を合わせた言葉で、それぞれ他のラジオ周波数ごとに様々な自身の音楽が世界に鳴り響くという意味を込めた。タイトル曲「INSENSIBLE」は壮大なオーケストラサウンドを配置して、モダンポップを指向した編曲を行った。さらにヘビーディストーションのギターサウンドまで絶妙に調和させ、曲の感性を最大化させた。特にイ・ホンギ特有の切なくも心に響く歌声が、別れた恋人を忘れられない男の胸の痛みを代弁し、曲の濃厚な感性を加えた。

さらに今回のアルバムは「Let’s Seize The Day」「King For A Day」「Be Your Doll」「LOL」「雨が降ります」などイ・ホンギの音楽的な力量を確認できる多彩な自作曲で満たされた。
ソロデビューして自分だけの音楽世界を広げたイ・ホンギが、歌手を越えてシンガーソングライターの可能性を立証して、大衆に新鮮な驚きを届けられるか関心が寄せられている。