BIGBANG、現所属事務所YGと再契約の手順

メンバーの音楽的趣向、入隊ラッシュも乗り越える
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K-POPを代表するグループであるBIGBANGが現所属事務所であるYGエンターテインメントと再契約する方向に糸口をつかんだと伝えられた。来年半ばにYGとの専属契約満了を控えたBIGBANGの今後の去就は、歌謡界最大の関心事のひとつだった。今年でデビュー9周年をむかえたBIGBANGはすでに韓国を跳び越えて海外でもその実力を認められているだけに、BIGBANGがどこと専属契約をするかによって歌謡界の地図が一気に変わることができるためだ。そのため業界ではBIGBANGのFAと関連したあらゆる噂が飛び交った。契約金はいくらだ、契約期間はどうなる、メンバーごとの要求事項など、再契約の時期が近づくほど具体的な数値が歌謡関係者たちの口を通じて素早く広まっていった。こうしたなか、最近BIGBANGがYGと再契約することを決心したという発言が出てきて関心を集めている。

公演界のある関係者は「BIGBANGが再契約を控え、しばらく来年度の海外スケジュールを確定できなかった。メンバーの去就が決定されていない状況で生半可にスケジュールを決め、再契約ができなかった場合ものすごい違約金を支払わなければならないためだ。しかし最近BIGBANGの来年度の海外スケジュールがひとつふたつ埋まり始めた。YG内部から流れてくる話では、BIGBANGの再契約の事案がうまく解決されて、スケジュールを取れるようになったそうだ」と伝えた。一般的に芸能人は専属契約の期間を6ヶ月近く残した状態で具体的な再契約交渉を始める。それでこそ活動の連続性という側面で問題がなくなるためだ。したがってBIGBANGも今年の年末までに再契約に対する概略的なビジョンを描かねばならなくなっている。公演界関係者は「BIGBANGメンバーがYGと再契約の契約書にサインをしたのかまでは分からないが、今後も共に行くという事を心に決めたのは間違いないようだ」と追加で説明した。

2006年にデビューしたBIGBANGは2011年、YGと初めて再契約書にサインをして、メンバー別に契約満了が来年半ば頃に迎える状況だ。こうしたなかBIGBANGがYGともう一度再契約をするだろうという展望は、すでに歌謡関係者たちの間で「100%に近い」という話が出るほど確実に見えた。YGの社長であるヤン・ヒョンソク代表プロデューサーも「今後の10年もBIGBANGと共にしたい」という強い意志を表わし、メンバーも今年5月のインタビューで「僕たちはヤン・ヒョンソク社長がYGという垣根の中でよく見守ってくれるなかで10年という歳月が流れたと思う。今後もその垣根が強固な支えになるなら抜け出す理由がない」と明らかにしたことがある。

ただし再契約を目前にした時点がメンバーの軍入隊(2016年にT.O.P、2017年にG-DRAGONとSOL、2018年にD-LITE、2019年にV.I入隊予定)行列が始まる時期であり、デビュー10年目にもなると、メンバーごとにやりたい音楽が分かれても不思議ではない時期という点から、再契約までは越えねばならないいくつかの山が存在すると思われた。しかしBIGBANGのメンバーはYGという強固な垣根の中で、もう一度跳躍できる機会を掴む安定した選択をしたと伝えられた。

BIGBANGがYGと再契約をすることで、BIGBANGの今後10年という長期プロジェクトも視野にいられることになった。韓国が生んだ最高のスターに挙げられるBIGBANGが、より一層影響力のあるグループになるためには、韓国国内だけでなく海外市場までもより体系的に接近せねばならない時だけに、これに対するYGのさらに具体的で積極的な介入が行われるとみられる。