神話「デビュー17周年、もう『独身神話』と叫ぶファンたちが憎たらしい」

“韓国内の最長寿アイドルグループ神話”は、文字通り毎日神話を書き続けている。

17年という長い歳月の間、一人のメンバー交換もなく着実に活動をしているグループは、韓国内では前例を見ないほどだ。

「最長寿歌手ではなく、本当に長生きしたい。健康に長生きしたい。(笑)毎回アルバム活動を始めると聞かれますが、全く苦にならない。ステージやバラエティに出演して盛んに活動しているアイドルたちと競っても僕たちは負けないんですよ。」

グループ神話が12枚目のアルバム『We』で1年9ヶ月ぶりに大衆の前に戻ってきた。アルバムごとに強烈なカリスマと派手なパフォーマンスでステージを飾ってきた彼らは、まだ健在を発揮している。ファンもこれに応えるかのように、7年ぶりに募集されたSHINHWA CHANGJO(ファンクラブ)10期に熱い反応を見せた。

「別名『独身神話』を叫ぶファンの方々が多いのですが、本当にファンが憎らしいです!と書いてください。(笑)ファンはみんな結婚して子供も連れてきて来て『私の子供かわいいでしょ?でもお兄さんは結婚しないでください』と言うので憎らしい時もあります。でも10年以上の時間を一緒に共有している、これより良い仕事はないと思いませんか?」(ドンワン)

■タイトル曲「標的」、2015年版「brand new」

神話は、今回の12thアルバムのために通常よりも多くの汗を流した。タイトル曲選びから完璧な振り付けまで、ファンのために一つもおろそかにしなかった。

「11thアルバムの『This love』が思ったよりも好評だったので、今回のアルバムへのプレッシャーが大きくなったように思います。より一層、素敵な姿を見せようと思うので時間もかなりかかりました。」(ヘソン)

タイトル曲「標的」は、神話のヒット曲「This Love」「Venus」を作曲したアンドリュー・ジャクソンと作曲チームのロンドン・ノイズとの共同作品である。神話は、するどいキレのある群舞の代わりに、各メンバー別にカスタマイズされた振り付けを通して女性をターゲットにした男の荒々しい魅力を表現した。

「実はタイトル曲の候補曲は『Alright』と『氷月』でした。『標的』は、アルバムに収録される曲ではなかったのですが、聞けば聞くほど、次を期待させるような魅力がありました。それでタイトル曲に選ぶことになりました。振り付けは、2015年版『brand new』と言えると思います。一人ひとりがすべてポイントになることができる振り付けで、華やかなパフォーマンスを見せる予定です。」(ミヌ)

■デビュー17年「最長寿グループ」の重圧に耐えなさい

デビュー17年目を迎えた神話は、「最長寿グループ」である。彼らにとってこのタイトルは、大きな誇りである。

「毎年アルバムを準備してファンたちのためにステージに立っているので自然と獲得できたタイトルです。後輩たちに尊敬されたくて最長寿グループをしているわけでは決してありません。子供の頃は、ただかっこよく見せたくて踊り始めて、歌手という夢を持ちました。歌手になると1位や大賞への欲が出てきました。大賞をもらって活動をしていたら『最長寿グループ』というタイトルを得ることになりました。時には、本当に生まれてきて行った事の中で1番よくやった事ではないかと思う時もあります。」(エリック)

そのためだろうか。時には一人、時には一緒に活動するアイドルグループが多い近頃、ひときわ神話をロールモデルとする後輩歌手が多い。

「たくさんの後輩たちが僕達をロールモデルとしていると言うんですよ。でもいざ聞いてみると、僕たちの歌をよく知らないんですよ(笑)。芸能人というのは良い影響を与えることはできますが、何か教える先生の役割ではないと思います。自分自らが誰かのロールモデルになれるように、さらに努力すれば、これよりも良いことはないでしょうね。」(ドンワン)

このような神話の魅力は、格別な“バラエティセンス”からも感じることができる。神話は、「神話放送」という名前のバラエティ番組を持っていた。「無限挑戦」のメンバーとして活躍していたチョンジンは、当時を振り返った。

「今も『無限挑戦』を楽しく見ています。『無限挑戦』のおかげで、確かにバラエティセンスが伸びたと思います。「神話放送」をする時も、とても助けになりました。今は、視聴者の立場で見ているので、時々呼んでいただければ良い姿をお見せしたいですね。優先すべきは神話なので、アルバム活動で素敵な姿お見せします。」(チョンジン)

12thアルバムの活動に邁進する神話は来る21〜22日、ソウルオリンピック公園体操競技場でデビュー17周年記念コンサートを開催する。また、8月にはアンコールコンサート「サマーフェスティバル」も計画中である。

「これまでコンサートをまず行ってアルバムを発表してきましたが、今回はアルバムを先に発表したので、新曲のステージをたくさん披露できると思います。既存のヒット曲も再編曲して披露する予定なので、ファンの方々に良いプレゼントになりそうです。」(アンディ)

神話の目標に変わりはない。長く一緒にトップの座を勝ち取ること。韓国テレビ局3社(KBS、SBS、MBC)で1位を取ることが、今回の活動の最大の目標だ。

「テレビ局3社で1位をとったらチョンジンさんがヘソンさんを背負ってテレビ局を歩くという公約はどうでしょうか?それよりも『標的』のパートの振り付けを、互いに変えて踊るのも面白そうですね。アンコールの時に歌の他にダンスでも何でもパフォーマンスを変えるのもいいと思います。いや、アンコールは短いから、どうせなら最初から公演の時にお見せするのが良さそうです。僕は誰の振付をやろうかな?」