音楽色は終始一貫 1

「人気があると突然模範になるのは矛盾です。“模範”という単語は僕が非常に嫌いなものです。今後も引き続き模範的にはしたくはないです。ただ僕たちの職業が“ピエロ”のようなものなので、楽しさを与えたいだけです」

昨年9月、「江南(カンナム)スタイル」の人気真っ只中の時、ソウル市内のホテルで開かれた記者会見で、歌手PSY自ら“B級文化”を指向したと話した。スタートから彼はB級だった。2001年にデビューした時、自らを“3流”といった。2002年に発表した3rdアルバムの題名も『3マイ』であった。デビュー1stアルバム『Psy From The Psycho World』から今まで、彼の音楽色は終始一貫していた。

PSYのアルバムの相当数はいわゆる“19禁”、“青少年有害媒体”の歌を収録している。2ndアルバム『サ2』は歌謡史に“事件”と記録されるほどのアルバムだった。“19禁”の歌が7曲に達した。セックス、遊興の話でいっぱいだった。彼は「娘論争」という歌で「お金のためのセックス/気持ちが入れられたセックス/汗を流そうとするセックス/全て崇高なスポーツ」と歌った。5thアルバム『PSY FIVE』の場合、3曲が“19禁”の曲だ。「江南スタイル」が収録されている6thアルバム『PSY六甲』でも「77ハクゲロン」は“19禁”だ。問題の素地がある歌は、最初から審議をしなかった。テレビ活動では“安全な”歌だけ歌った。2010年の5thアルバムインタビュー当時、PSYは「19禁判定が下される前、僕があらかじめ“自ら19禁”に規定して、赤い紙を付けた」と話した。セックスとパーティー、そしてディス(diss・相手方を侮辱したり非難する行為)と遊戯的な扇動などは、彼の全ての歌で一様に維持されているコードだ。これがまさにHIPHOPというジャンルの情緒と相対している。