俳優人生で最も熱かった時期は「今」1

ようやく憎らしい演技の極限に達したようだ。MBCドラマ『屋根裏部屋の猫』で厚かましく憎らしいギョンミンを演じてから、今年で10年になった。『マイ・リトル・ヒーロー』でのキム・レウオンの姿は、まるで当時の彼を思い出させる。

20代の頃と30代に入った今、同じ“憎らしいキャラクター”だが、彼が感じた作品の雰囲気は全く違った。若い時期は単独で輝きたかったキム・レウオンは、他の人を輝かせながら自身も共に光る方法を学んだ。

「憎らしいのと憎いことは違うでしょう。その擦り合わせに気を遣いました。キャラクターが嫌われて反感を買えば、後半部に感情移入できないこともあるから。“虚勢”という言葉もそこから出てきました。シナリオでは、可愛らしい虚勢のようなものより本当に自分自身だけのために生きていく部分が多かったんですよ。面白く演じるから憎らしいのであって、本来はとても利己的な人でした」

軍を除隊後、初めての映画。気楽な道を選ぶこともできたが、キム・レウオンは負担の重い『マイ・リトル・ヒーロー』を選択した。頼れるほどのトップスターもおらず、また他の主人公が一度も演技経歴のない子供という同作品は、キム・レウオンにとって一つの挑戦だった。