ダソムからクリスタルまで、テレビドラマは女性アイドル全盛時代

女性アイドルがテレビドラマまで占領する勢いだ。

最近多くのドラマで女性アイドルをヒロインに抜擢して、“おいしい”利益を得ている。最も目につくのはKBSである。

KBSはすでに看板と言っても過言ではないKBS1連続ドラマとKBS2月火ドラマ、水木ドラマの主人公を全員女性アイドルが占めた。KBS1連続ドラマ『愛は歌に乗って』では、SISTARのダソムがヒロインのコン・ドゥリム役を受け持って、目覚ましい活躍を広げている。彼女は初主演という事実が信じられない程、非の打ちどころがない演技を披露して注目を浴びている。

また、KBS2月火ドラマ『総理と私』では少女時代のユナが、KBS2水木ドラマ『綺麗な男』ではIU(アイユー)が主役を演じている。女性アイドルがKBS2の平日ドラマのヒロインを全て受け持ったというのは、かなり異例なことだと言える。その他にも、SBS水木ドラマ『王冠を被ろうとする者その重さに耐えろ-相続者たち』ではf(x)(エフエックス)のチョン・スジョンがイ・ボナ役で出演し、猛活躍を見せた。そしてtvN月火ドラマ『バスケッボール』ではWonder Girlsのイェウンが出演し、主演に劣らぬ演技力を披露して関心を集めている。

女性アイドルがドラマ市場まで占領することに対しては、期待と憂慮の視線が同時に存在する。まずアイドルという先入観が彼女たちを困難にしている。まずアイドル出身と言えば、ほとんどの関係者や視聴者まで「人気があるから演技まで手を伸ばす」「基本ができていない」という偏見を持つ。

しかしこのような先入観は、最近かなり減ってきた。ダソムが主役を演じているドラマは全国視聴率26.2%を記録して現在大人気だ。KBS1連続ドラマは常に高い視聴率を記録しているが、『愛は歌に乗って』はダソムに対する序盤の憂慮を払拭させたことに意味がある。ダソムはムチャクチャだが夢を追うコン・ドゥリム役を担って生き生きした演技を見せている。その上ペク・ソンヒョンとの恋愛模様も初々しい。

今月9日にスタートした『総理と私』は視聴率5.9%でスタートしたが、視聴者たちはユナの演技変身に対して合格点を与えた。純粋な女性役を主に演じてきたユナは、ナム・タジョン記者役を担って、適度に図々しさまで備えたキャラクターを無理なく消化した。『綺麗な男』のIUはすでに『最高だ、イ・スンシン』などを通じて主演級の役者だと認められた状態だ。ここに『バスケットボール』のイェウンは、なまりの演技まですっきりとやり遂げて拍手を受けている。

ある放送関係者は「最近では女性アイドルが偏見を取り除き、役者としての地位を固めつつある。そのため女性アイドルを主演級でキャスティングするのを阻んできた“見えない壁”も徐々に崩れていきつつある」と説明した。これによって女性アイドルのテレビドラマ占領ブームはしばらく続く展望だ。

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