JYJユチョン、ポン・ジュノからキム・ウンヒまで…なぜ巨匠はユチョンを選択するのか

ユチョン(パク・ユチョン)という名前の前で、もう“アイドル出身”という修飾語は外してもかまわない時が来たようだ。

国境を行き来するトップ歌手として活躍したため、初めてユチョンが演技に挑戦するといった時だけでも、色眼鏡で見る者が多かった。しかし演技デビュー作『トキメキ☆成均館(ソンギュングァン)スキャンダル』を成功させたユチョンは、『屋根部屋の皇太子』と『会いたい』を経て、俳優として明確に位置づけた。

視聴率という数値と大衆の反応を抜いても、ユチョンという名前に一目置く理由は別にある。“巨匠”と呼ばれる者たちが相次いでユチョンを選択したためだ。

ユチョンは来年初めにSBS新水木ミニシリーズ『スリーデイズ』をスタートするキム・ウンヒ作家のラブコールを受けた。『サイン』や『幽霊』などタフな作品を執筆したキム・ウンヒ作家は、“韓国型”ジャンルドラマの第一人者だ。

キム作家は今まで単純に大衆的な人気を考慮したキャスティングをしたことがない。盤石な演技力に後押しされる重量感のある俳優を選択した。だから『サイン』ではパク・シニャンに、『幽霊』ではソ・ジソブに配役を任せた。

そのような作家が大統領暗殺事件にまつわる重たい諜報スリラーを執筆し、ユチョンに主役を任せたということは格別な意味を持つ。演技と評価されなければならない俳優という点でユチョンを認めたといえる。