チョン・ウソン「個人的に辛かった時、演技が僕を癒した」

チョン・ウソンが帰ってきた。

今月3日に公開したアクション映画『監視者たち』。存在を隠したまま痕跡さえ残さない犯罪組織を追う警察監視専門家たちの話を描いた映画だ。

2008年『グッド・バッド・ウィアード』以降、韓国映画は5年ぶりだ。今まで中国映画『劍雨江湖』、合作『きみに微笑む雨』、ドラマ『ATHENA-アテナ-』まで続けて消化したが、スクリーンに自身の存在を全て表わした作品は久しぶりだ。

空白を埋めたチョン・ウソンに会った。「観客と遠ざかった距離を体感した。焦った。空白を意図したわけではなかったが、話したグローバルプロジェクトが失敗に終わりながら、時間が多少かかった。ドラマをしても本分である映画は止まったので。活動が弱いんじゃないだろうかと、のどの渇きがあった。」

昨年初めにドラマ『パダムパダム…。彼と彼女の心臓の音』を終わらせて、チョン・ウソンは直接携帯電話を手に取った。そして親しい後輩監督など“映画界の人脈”に電話をかけた。「先に電話して会おうと熱心に約束を取ったのはあの時が初めてだった」と打ち明けた。

彼らと夜中話して“考えを整理する過程”を体験した後、選んだ映画が『監視者たち』だ。