ソン・スンホン「容貌を跳び越える演技力…僕の宿題でしょう」

ソン・スンホンは本当にハンサムだ。

拳ほどの小さな顔に大きな目鼻口が彫刻のように彫られ、普通の女性よりも長いまつげの奥にある目は雨水に濡れたようにしっとりとしている。MBC水木ドラマ『男が愛する時』でさらに深まった演技力を誇り、お茶の間の女心を鷲掴みにした俳優ソン・スンホンに会った。

▲昨年ドラマ『タイムスリップ Dr.JIN』に続き『男が愛する時』で視聴率と演技力の二兎を捕まえた。感想は?

-今まで多くの作品に出演してきたが、今回の作品のように多くの方々が感情移入して反応を示した作品は珍しい。さらに作品の結果どうこうではなく、多くの方々がハン・テサンを応援して支持して下さった。俳優は撮影中に苦労が多いが、ファンの愛を体感したら意欲がわいてきた。個人的には既存の僕の演技色を消そうと努力した。目つきや行動で僕が演じる時に持っていたセリフのトーンやクセ、怒る時にカッコよく見せようとした姿をやらないように努力した。このような努力のおかげで良い評価を受けたようだ。

▲ワイルドな男に憧れているのか

-多少そういった面がある。人々が記憶するソン・スンホンは『秋の童話』、『夏の香り』のキメ細かくてソフトなキャラクターではないか。ソン・スンホンはそんな人物ではないのだが…。ずっとそんなイメージで見られて反感が生まれたようだ。俳優として変化を望み、軍除隊後は映画『宿命』、『男たちの挽歌』、ドラマ『エデンの東』などのごつくてワイルドな役を相次いで引き受けた。