EXOクリス、SMから放出?放棄?

アイドルグループEXOの中国系カナダ人メンバークリスが、所属事務所SMエンタテインメント(以下SM)を相手取り、専属契約解除の訴訟を提起したなか、今後のSMの対応に関心が集まっている。

SMは「今月23日から開かれるコンサートを成功させることに集中している」としながら、今月18日現在まで、対応計画に対して立場を明らかにしていない。しかし様々な情況上、クリスが再びEXOに合流するのは難しいだろう。

まずチームメンバーが、クリスに怒りと失望感を大きく表わしている。中国人メンバータオは今月17日、中国QQドットコムとのインタビューで「これは信義を欠いた良くない行動だ」とクリスを批判した。タオは先立って15日、SNSに「(クリス)が必死に逃げようとした末に自身の望んでいた脱出に成功した。公演は11人で再び始められる」と綴った。クリスの脱退も意に介さないという印象を与える。

また、クリスが昨年1月に2ヶ月ほど連絡を絶って無断離脱した後、所属事務所の了解を得てチームに合流した前例も、彼の立場を厳しくさせる。メンバーがクリスの行動に即刻反応したのを見ても、この状況に相当な影響を及ぼしたと解説できるだろう。

中国SNSに「車に挑むカマキリ」と自身を描写した「螳螂拒轍」というコメントを残したクリスも、現在は戻る意思がないように見える。中国媒体のクリス擁護報道が続き、現地背後に大きな力が働いているという推測も出ている。このような状況でEXO-Mは今月17日、中国初のランキング歌番組で「中毒」が2週連続1位を占めて注目を集める。

だがJYJとSUPER JUNIOR(スーパージュニア)ハンギョンに続き、再び専属契約解除の訴訟にあったSMとしては、国内外の世論とファンたちの情緒も無視できない。中国でH.O.Tを前面に出して韓流ブームを導き、韓中文化交流の架け橋の役割を果たしてきたSMとしては、慎重な対応が要求される。

問題はSMがどんな姿でクリスと決別するかだ。“放出”と“放棄”の間で、深く悩むことになるだろう。

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