少女時代、「Mr.Mr.」ミュージックビデオ=パフォーマンス&ビジュアル

少女時代「Mr.Mr.」のミュージックビデオがついに公開された。

苦しみ耐えた時間だった。「Mr.Mr.」のミュージックビデオで、昨年の秋から粘り強く登場した少女時代の“腕時計ダンス”がベールを脱いだ。しかし今回の「Mr.Mr.」のミュージックビデオに登場する少女時代のダンスパフオーマンスは、とてももどかしい。ミュージックビデオがパフオーマンスを見せることにだけに重点を置いたのではなく、ストーリーとパフオーマンス、少女時代のビジュアル…このように三種類に軸を置いており、パフオーマンス部分は短く感じられる。そして少女時代はガールズグループにも関わらず、全く動きがずれない“刃群舞”を見事に消化するグループなので、「Mr.Mr.」の音源が公開された時も少女時代のパフオーマンスを多くのファンが期待していた。そのため短いパフオーマンスがさらに残念だ。

しかしミュージックビデオには、短いがしっかりと見せる群舞は気合いを感じる。リフレイン部分で登場する少女時代のパフオーマンスには、身長が高いユナがセンターに立ち、左には少女時代を代表するモデルスヨン、右には少女時代のダンサーの代名詞ヒョヨンが立ってダンスを導いていく。モノクロにも関わらず、少女時代だけの魔性を感じさせる。単独コンサートでティザー映像がサプライズ公開された後、少女時代メンバーはふざけて「退屈なので撮ってみました」と話したが、やはり退屈で撮った映像ではなかった。コンサートのティザー映像に登場したフリーな少女時代の姿が、駐車場シーンでそのまま登場している。

ヒョヨンがセンターに立って導いていくダンスでの群舞は、ボーイズグループ顔負けのクオリティーを持っている。ファンの間では「優秀な少女時代ひとつ、10のボーイズグループも羨ましくない」という言葉がある。少女時代は今回もやはり“10のボーイズグループ”も羨ましくない刃群舞を完成した。死にゆく男を生かそうとする演技によって、パフオーマンスが長く登場しないのは少し残念だが。もう少しファンにサービスしても良かったのではないだろうか?

しかしそれによって少女時代のファンおよび大衆は、3月6日にMnet「M!Countdown」で最公開される少女時代の全体パフオーマンスを首を長くして待つ理由ができた。

少女時代の容姿は今回のミュージックビデオでも光を放った。少し残念な部分があったりもしたミュージックビデオだったが、少女時代の優れたビジュアルがその残念な部分まで満たす雰囲気だ。2番の「割れたガラスの彫刻も星にする君Mr.Mr.」と歌う時にひとりで映るティファニーの目つきは、彼女が「Mr.Mr.」の歌詞とミュージックビデオのストーリーに没頭したという証拠になる。魅力にハマるしかないウインクはおまけだ。

今回の少女時代のアルバムポスターで堂々とセンターを占めたヒョヨンもまた、「Mr.Mr.」で“クールなシティーウーマン”のイメージを見事に表現した。ジェシカはとても女らしい容姿のメンバーだが、ミュージックビデオの中で少女時代がリリースしたマネッシュな中折れ帽もよく消化している。夜勤を共にしたいキャリアウーマンのようだと言えばよいのだろうか。また「君は分からないように目をとじるYou bad bad bad boy,you so bad」と歌う時に目を伏せるジェシカは、とても魅惑的だ。ティファニーは、デビュー曲「また巡り会えた世界」や「GENIE」などの昔のティファニーより、はるかに成熟してセクシーだ。

1番のリフレインダンスパフオーマンスシーンで少女時代は、スポーティーながらもフリースタイルで登場するが、少女時代が単純に美しいだけのグループではなく、女性的な魅力と中性的な魅力を共に表現できるグループだという事実をよく見せている。ダンスシーンの少女時代は中折れ帽を披露しながらベルトを付けているが、ベルトは女性たちがそれほど好まないアイテムだ。しかし少女時代の輝くビジュアルは、ベルトまで素晴らしく見せる奇妙な魔力を持っていた。

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