キム・スヒョンを動かしたチョン・ジヒョンの一言「一緒にやろう」

チョン・ジヒョンとキム・スヒョン。追加説明が必要ない2人が出会って3ヶ月間お茶の間を笑わせ、またときめかせた。

映画『10人の泥棒たち』に続き2度目の共演となった2人は、SBS水木ドラマ『星から来たあなた』を通じて彼らが持つヒットパワーをアピールした。

400年間、地球で生きるエイリアン(キム・スヒョン)とトップスター(チョン・ジヒョン)の恋愛というとんでもない設定でも視聴者たちが世界観に浸れたのは、2人の熱演と魅力が爆発したおかげだ。このためドラマは昨年12月18日にスタートし、第4話で視聴率20%を越えた。特に中国では“帰宅時計”と言われるほど、人気を得た。

今月27日の第21話を最後に幕を下ろす『星から来たあなた』。もうこれ以上ドマネージャーのドさん(キム・スヒョン)の超能力と、トップスターチョン・ソンイのおバカ演技は見られないが、今まで公開されなかったキャスティングの裏話で少しでも寂しさを紛らわしてみてはどうだろう。

●プロデューサー・作家「チョン・ジヒョンのおかげ」…チョン・ジヒョンがキム・スヒョンに「一緒にやろう」

キャスティングにまつわる裏話は、いつも好奇心を刺激する。チョン・ジヒョンとキム・スヒョンは、キャスティング段階から“絶対に譲れない俳優”だった。演出を引き受けたチャン・テユプロデューサーはチョン・ソンイ役に「何が何でもチョン・ジヒョン」と叫んだ。それはパク・チウン作家も同じだった。

チョン・ジヒョンも映画にばかり出演してきてドラマに関心があった状況で、チャンプロデューサーとパク作家のそれぞれの前作である『根の深い木-世宗(セジョン)大王の誓い-』『棚ぼたのあなた』に対する印象も良かったため、あらすじと第1話の台本だけを見て即座にOKを下した。特にチョン・ジヒョンは、パク作家と初めて会った席で自身の語り口や行動などを見逃さずに台本に織り込むなど、格別なセンスに反応したという。

そして最近ファンたちの間で話題になった「キム・スヒョンがチョン・ソンイ役にチョン・ジヒョンを推薦した」という話は事実とは違う。まるで正反対だ。『10人の泥棒たち』以降親交を深めてきた2人が、互いに同じドラマの出演オファーを受けたという事実を知って、チョン・ジヒョンがキム・スヒョンに電話をかけて出演意思を聞きながら「一緒にやろう」と話した。

●パク・ヘジンは当初シン・ソンロクが演じる役だった

キャスティング秘話はまだ終わらない。チョン・ジヒョンに片思いするパク・ヘジンも、初めからイ・ヒギョン役ではなかった。当初パク・ヘジンはシン・ソンロクが演じるイ財政経済長官役、すなわちソシオパス(社会病質者)の人物を引き受けて第1話の撮影まで終えた。しかし当時イ・ヒギョン役を担った新人俳優チェ・ミンが怪我でドラマを降板しながら、パク・ヘジンがその役を再び引き受けた。そして緊急投入されたシン・ソンロクがイ財政経済長官を引き受けることになったのだ。シン・ソンロクはこのドラマで現在途方もない人気を得ている。

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