B1A4が人気アイドルになるまでの道のり

最近ランキング歌番組で1位を総なめにしている5人組アイドルグループB1A4は、現在活動している東方神起、Sistar、Girl’s Dayなどそうそうたる先輩たちに負けていない。

彼らが先月リリースした2ndアルバムのタイトル曲「Lonely」は最近1ヶ月間、地上波3社とケーブルチャンネルのランキング歌番組で8度も1位を占めた。「Lonely」をはじめ、アルバム収録曲の相当数がメンバーの自作曲だ。自信を持って挑んだ正面勝負が認められた結果だ。

以前まで発表してきた曲は、専門の作曲家が作った、典型的なアイドルスタイルのダンス曲だった。ところが今回のアルバムには自分たちの音楽カラーを表わしたかった。シヌゥは「意欲もあったが、片方では欲を張っているのではないかと考え、自信を失ったりもした。他の見方をすれば冒険とも言えるが、会社(所属事務所)が信じて機会を与えてくれたことに感謝している」と話した。

2ndアルバムに収録された12曲中、メンバーが参加したのは9曲にもなる。ブルース、R&B、HIPHOP、ロックなど様々なジャンルを実験し、挑戦した。タイトル曲「Lonely」は電子音を排除したアコースティックな雰囲気に、反復的なコーラスで“もの悲しさ”を強調した。1990年代歌謡の雰囲気もにじみ出る。「愛その時」では、1960年代のアメリカ・モータウンレコードの音楽のように、やわらかなメロディにボーカルのハーモニーを強調するブラックミュージックの雰囲気を再現した。偶然見たモータウンレコード関連のドキュメンタリーに感動して曲を作ったというジニョンは「本来から風変わりな編曲に興味があってチャレンジしてみたが、レトロな感性とマッチしたようだ」と語った。

今回のアルバムを貫くキーワードは“思い出”だ。アルバムの題名はグループのアイデンティティを尋ねるような『WHO AM I』だ。幼小期の思い出、2ヶ月もすればデビュー3年になる感想、他のメンバーに対する感情を歌詞に溶かしたという。シヌゥが作詞・作曲したアルバムのラストナンバー「SEOUL」は、全員地方出身であるメンバーのソウル定住期を描いた。シヌゥは「僕たちを振り返ってみて、自らの話をしたかった。既存の作曲家の方々と比較して、あえて僕たちがより良いと言える部分は、メンバーの長所をよく知り、自らの特色を引き出せるという点だ」と話した。

B1A4は2ndアルバムでカムバックするまでの準備過程を説明し、見事なチームワークも表わした。バロは『応答せよ1994』の出演で忙しい毎日を送ったが、全曲の作詞・作業に参加した。グループの末っ子であるゴンチャンはバラードだけでなくポップ、モダンロックなど様々なジャンルの音楽とダンスをモニタリングし、表現力を高めることに精魂を込めた。B1A4を代表して「不朽の名曲」で他の歌手たちと歌唱力対決を広げたサンドゥルは「ひとりでステージに立つと、翼を失った感覚だった」と語った。彼は「僕たちメンバー5人が、互いにどれほど必要な存在なのか確認できた」と笑った。

B1A4は最近行く先々で人気を実感する。バロは「以前は食堂に行けば若い子ばかりに気づかれたが、ドラマの人気のおかげか一緒に来たご両親まで気づいて激励してくださるので不思議な気分だ」と話した。

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