f(x)、孤独な少女が打ち明けた胸の内

ケーブルチャンネルOnStyle「ジェシカ&クリスタル」でガールズグループf(x)(エフエックス)のビクトリア、ルナ、クリスタルが、カメラの前で今まで見せたことのない内心を打ち明けた。

彼女たちの深い話は、ルナが「もう私たちは大人になったようだ」という一言から始まった。ルナは「ソルリとスジョン(クリスタルの本名)を見れば本当にとても成長したと感じる」として、1歳年下のソルリ、クリスタルの過ぎた日を回想した。クリスタルは「そういえば私が16歳でデビューしたから…」と思い出に浸った。

ビクトリアが思い出したデビュー前のクリスタルは、内向的な性格だった。「スジョンは初め、『こんにちは』とだけ言ってすれ違った」として、長い髪を下ろしたまま口数も少なくてはにかんだクリスタルを描写し、他のメンバーを笑わせた。

クリスタルも練習生当時を思い返して「日曜日の度に個人技撮影があったよね。私はそれをやりたくなくてトイレに隠れた」とメンバーも知らなかった事実を告白すると、「私は人々の前で何かをするのがとても恐ろしかった」と打ち明けた。

幼い頃から姉のジェシカと共に練習生生活を始めたクリスタルは、普段ステージの上ではカリスマ溢れるパフオーマンスと堂々とした自信を見せ、時々「冷たそう」という誤解を受けるほどだったが、実際の性格はステージ上のイメージとは全く違ったのだ。

ルナに対してビクトリアとクリスタルは「練習の虫だった」と口をそろえた。しかしルナは「何が練習の虫よ。あの時、練習以外にやることがなかったんだよね」と言ったが、メンバーの目に写ったルナの姿と「練習以外にやることがなかった」という短い話から、f(x)のメインボーカルとして格別な歌唱力を発揮するまでに、ルナがひっそりと流した汗と涙が推測された。

メンバーに“ビクママ”と呼ばれて年下のメンバーを導いているリーダーのビクトリアは、現実的な悩みを打ち明けた。「韓国に来て7年になった」というビクトリアは、友だちのほとんどは結婚して赤ちゃんを産んだ友だちもいると言いながら、友だちが羨ましい時があると明らかにした。

それと共に「私と同年代の人がどのように暮らすのか分からない。私が芸能人じゃなかったら、この年にこの時間に何をしたのだろうか、そしてどんな仕事をしてどんな考えをして生きたかも気になる」と告白した。

韓国生活の孤独さも打ち明けた。「同じ年頃の友だちがあまりいない。いても他の芸能人だけ」としながら、7年間韓国で生活して自然にあらゆる事をひとりでする習慣が身についたと告白した。

クリスタルも「姉さんには常に話したが、『姉さん、私たちを呼んでよ。何かして遊ぼう』と言っても姉さんはとても若い頃から韓国でひとりだったようだ」とリーダービクトリアの孤独を理解しようとした。

ビクトリアも「メンバーに『今日、お昼や夕食を一緒に食べようか?』と言えるはずなのに、習慣でそんな考えも思いつかない」と語った。メンバーの前ではいつも明るくて立派なリーダーだが、見えない所では他国の生活の孤独が日常化してしまったビクトリアの告白だった。

しかしそれでもリーダーはリーダーだった。3人はカムバックをお祝いするケーキにロウソクの灯りをともした後、願いを込めた。クリスタルは「ニューアルバムに大いなる関心と愛をお願いします」と言うと、ビクトリアは「f(x)、永遠!に」と叫んで、厚い義理を再確認した。

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