BOM覚せい剤多量搬入疑惑、ヤン・ヒョンソク代表が直接釈明「禁止薬物だと分からなかった」(全文)

ガールズグループ2NE1(トゥエニィワン)のBOM(パク・ボム)が、2010年に覚せい剤の一種である薬品を多量に搬入したという主張が一角でふくらんだ中、所属事務所YGエンターテインメント代表プロデューサーヤン・ヒョンソクが立場を明らかにした。

ヤン・ヒョンソクは公式ブログを通じて「あきれる。BOMが昔アメリカで良くない記憶があり、治療を受けたことがある」と釈明した。

以下はヤン・ヒョンソクが公開した釈明文の全文だ。

こんにちはヤン・ヒョンソクです。昨晩、突然飛び出した誤解の記事に対し、簡単に釈明しようと思います。

-なぜYGの公式立場ではなくヤン代表のコメントで釈明するのか?

正確に言ってみれば、今回の記事の内容は4年前の事だ。あの当時BOMの両親が私を訪ねてきて、BOMの家族が調査を受けたという内容と共に、BOMが過去に体験した衝撃的な事件と病歴を私にだけ初めてお話しして下さいました。実は記事が出るまでYGの社員はもちろん、2NE1のメンバーさえ全く知らずにいた内容です。だから状況がよく分からないYGの公式立場よりは、その内容を直接伝え聞いた私が申し上げるのが正しいという判断を下しました。

-記事に対して製作者としての心情は?

練習生時期まで合わせれば、私が2NE1と共に過ごした時間は9年です。9年間見守った2NE1メンバーの指向は、メンバー全員タバコを吸わず、酒もあまり飲まず、正式イベントを除いて去る9年間、個人的にクラブへ遊びに行ったことが一度も無いようです。少なくとも私が知る限りではそうで、周辺からそのような噂さえ聞いた事はありません。私が知っているそのようなBOMが、記事の題名だけで1日にして“麻薬密輸者”になりました。とてもあきれて何からお話するべきでしょう?ありえない話にあえて説明するのが正しいのか、かえって話を余計に大きくしてしまうのではないか?

しばらく悩んだのも事実ですが、現在ワールドツアーを進行中である2NE1の多くのファンたちのためにも、1日で麻薬密輸犯になったバカみたいで実の妹のようなBOMを静かにそばで見つめることが、私にとって最善ではないように思えました。

-真実は何なのか?

ファンたちはすでに全てご存じのように、BOMはデビュー前に長い間アメリカで育ち、幼い頃はサッカー選手になるのが夢だった時期があったそうです。でも不幸にも同じ競技中に親友が事故で亡くなったのを直接目撃することになり、その後BOMは幼い年齢では耐えられないほどの衝撃と悲しみに陥って、辛い時期を過ごすことになりました。その後数年間は精神科で相談と心理治療を併行し、アメリカの有名な大学病院で正式に処方する薬を着実に服用してきたといいます。

BOMはその事件以降サッカーをできなくなりました。歌手に夢を切り替えた後、がむしゃらに韓国へ来て初めてYGオーディションを受けることになりました。こういった事を申し上げる理由は、私がBOMに初めて会ったのが11年前なのに、4年前お父様が話をして下さるまでBOMがサッカーをしていたという事実も、病歴に対しても全く話を聞いたことがなく、2NE1メンバーにさえ一度も話した事がなかった点を推察すれば、それだけBOMにとって思い出したくない辛い記憶だったからだと思います。

不本意に申し上げるしかない状況になってしまいましたが、BOMは4年前までアメリカの大学病院で正式に処方された薬を数年間服用してきましたが、スケジュールが忙しくてアメリカへ行くことができなくなると、BOMの母と祖母が同じ病院で処方された薬を郵便で配達することにしました。その過程で、韓国では禁止された薬品であり税関で問題になったのです。幸いアメリカの大学病院側からBOMのここ数年間の診断書と診療記録処方せんなどを調査で提出し、全ての状況と証拠が認められて丸く収まったのです。

-麻薬成分があるという話があるが、それは知っていたのか

常識的に考えて、母と祖母が娘と孫娘に麻薬を渡す人がどこにいますか?特に最近、世の中の多くの薬は医師の処方があってこそ手に入れられますが、その薬の成分が何で成り立っているのかを理解して飲む人が何人くらいいるでしょうか?私もまた数年前「ヒーリングキャンプ-うれしいじゃないか」の出演を通じて明らかにしたように、頻繁な恐慌障害で神経安定剤をいつも持ち歩かなければならず、毎日飲まないといけません。でもその薬が何の成分で成り立っているのか気にならないし、聞いてもよくわからないと思います。

BOMの場合、アメリカで数年間飲んできた薬が韓国にはないという程度しか分からず、それが輸入禁止薬品という事実は知らなかったと思います。4年前の調査過程を通じてその事実を知ってからは、韓国国内の大学病院で他の薬で対処して服用しているはずです。

最近ワールドツアーの日程で忙しいスケジュールを消化していて私もしばらくBOMに会えていませんが、よりによって昨晩久しぶりにレコーディングしに事務室に出てきてすぐに記事が出たせいで、一晩中涙だけ流すBOMの姿を見守りました。そしてBOMが明らかにしたくなかった過去を申し上げなければならない状況に直面すると、複雑な心境ですし息苦しいです。

心配をおかけした多くの方々に本当に申し訳なく思っている事をお伝えして、全く至らない私の文を終えようと思います…近い将来良い便りで再び訪ねます。ありがとうございました。

2014.07.01ヤン・ヒョンソク

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