“ソロデビュー”ニコル、ガールズグループKARAではなくひとり立ちするために克服すべき課題

KARA出身のニコルがグループではなくソロとしての歌謡界出撃を終えた。

ニコルの所属事務所B2Mエンターテインメントの公式SNSアカウントを通じて、ニコルの最初のソロイメージカットが今月9日深夜12時、電撃公開された。公開された写真にはニコルの顔と身体の一部が露出されていて目を引く。特に彼女の腕と脚などに英語やフランス語な様々な言語で書かれたメッセージと記号、数式、絵などが、あたかも暗号タトゥーのように難解に彫られており、どんな意味を暗示するのか興味をそそった。

先立ってニコルはイ・ヒョリをはじめキム・ギュジョン、ホ・ヨンセン、SPICA、エリック・ナムなどが所属するB2Mエンターテインメントと専属契約を締結し、ソロ出撃を予告した。ニコルは初めてのイメージカット公開を皮切りに、11日には第1次ティザー映像、14日には第2次ティザー映像が次々と公開されカムバック秒読みに入る。今月19日には1stミニアルバム発売と同時に、ショーケースも進行する予定だ。

このようにティザーからショーケース準備まで終えたニコルが、ジャングルのような歌謡界でひとり立ちに成功できるだろうか。彼女が歌謡界で完全にソロ歌手として認められるためには、いくつか解決しなければならない課題がある。

まず歌唱力とステージ掌握力に対する部分だ。ニコルは今年の初め「私は自分自身を再充電し、再整備する時間が必要だと考えました。長くない時間で計画を立て、トレーニングに旅立ちます。その時間が無駄にならないよう、熱心に努力して練習を重ね、再び皆さんに会う日を準備しますね」としながら、ダンスと音楽トレーニングのためアメリカへ極秘出国した。

アメリカでニコルはダンスと歌のトレーニングを受け、自身のSNSを通じてセルカ(セルフカメラ、自分撮り写真)とダンスパフオーマンス映像を上げて近況を知らせた。公開されたダンスパフオーマンスを見てみると、彼女はKARAの活動当時と比べ物にならないくらい発展した実力を誇った。しかしソロ歌手はダンスパフオーマンスだけでは生き残れない。歌唱力とダンスパフオーマンスをどちらも手にしなければならないため、彼女は過酷な歌の練習が必要だろう。

さらにグループ活動当時には、5人のメンバーが3分程度のステージを一致団結して整えた。しかしソロ歌手としてステージに立った場合、自分だけの力で約3分間を満たさねばならない。バックアップダンサーが彼女のステージに支援射撃として登場するだろうが、それはただ助けるだけでニコルは自分自身の力でステージを掌握し、観客を引きつけねばならない。

自分だけのカラーを披露するのも重要だ。最近の歌謡界は1ヶ月の中で数十チームの歌手があふれ出る。彼らの間で競争力を得るためには差別性が必要だが、ニコルはグループ活動当時、歌手として目立つカラーを持つメンバーではなかった。だから彼女は新しい魅力で大衆の視線を捉えなければならない。

現在公開されたのは写真ティザーだけだ。ニコルがKARAのイメージを完全に脱ぎ、先に述べた課題を克服して真のソロ歌手として跳躍できるか、今後に関心が高まっている。