BEAST「godを見て勇気を得た…長く活動したい」

デビュー5周年を記念して、スペシャル7thアルバム『Time』を発表したBEAST。

1年に2枚のアルバムを発売するうえにデビュー5周年を記念するアルバムのため、感慨深いものがあるだろう。インタビューで彼らの気持ちを感じることが出来た。

「5年という歳月は短くありませんでした。これまでの時間を振り返ると、ファンに心から感謝します。今後一緒にする時間がさらに多いと思います」(ユン・ドゥジュン)

「コンサートでヨソプ兄さんが今秋にアルバムを出すと叫びました(笑)。今までアルバムをリリースするまで空白が長かったので、今回は早く会おうと言いたいという気持ちがありました。今までファンが送ってくれた愛に報いようと準備したアルバムです。その後冗談でディナーショーまで開こうと言いましたが…ひとまず約束を守ることが出来て満足しています。」(ソン・ドンウン)

「5周年ですし、タイトル曲の題名もそうで、時間と密接な面が多いです。リズムや編曲自体が洗練されていて強弱があるので、ステージでもたくさん差別化を図ろうと努力しました。メンバー一人ひとりのポジションが明確なので、そのような長所がよくあらわれたステージが良いと思います。」(ヨン・ジュンヒョン)

前作『GOOD LUCK』で初めての自作曲「History」を披露したイ・ギグァンは、甘いラブストーリーを込めた次なる自作曲「So hot」を収録した。イ・ギグァンは「柔らかなHIPHOP曲。アルバムで唯一のラブソングだ」と紹介した。

いつの間にか年数でデビュー6年目をむかえた彼らの音楽人生は、初めから華やかな道だったわけではない。2009年にEPアルバム『Beast Is The B2ST』でデビューした彼らは初年度、アイドル歌手の洪水の中で苛酷なデビューを果たした。当時タイトル曲「Bad Girl」で活動したが、これといった反応は得られなかった。

「最も大きな危機でした。グループ存続は可能なのか悩みました。あの時は歌謡界の敷居がこんなに高いなんて知りませんでした。同じ所属事務所の4Minuteがデビュー直後にブレイクするのを見て、僕たちもただデビューすれば良いと考えたので、厳しくひどい目に遭いました。あの時の経験がなかったら、危機がまた訪れたでしょう。」(ユン・ドゥジュン)

実際にアイドルグループメンバーの脱退や所属事務所との争いなどの騒動が最近頻繁に起きている中で、特別な問題なくチームを継続できた点では、BEASTの業績はより一層輝いている。彼らのロングランの秘訣は何なのか。

「ただ与えられたことを忠実に、それだけに集中してみたら5年という時間が流れたようです。大きな騒動が無かったということは、他の見方をすれば誇らしくて幸いなことでしょう。今まで残念な話も多かったですが、同じアイドル歌手として他人事ではありません。うまく解決されたらと思います。」(ユン・ドゥジュン)

ヤン・ヨソプは合宿生活当時を振り返ってみると、メンバー間の意見衝突も少なくなかったと打ち明けた。しかし時間が流れて譲歩して配慮し始め、自然に問題は解決されたという。

「デビュー当初は僕たちも各自生きてきた時間がもっと長いから、火花が散る時もありました。3年目ぐらいからどんどん互いに知るようになって、理解することになったようです。宿舎に“精神の部屋”がありましたが、そこに一緒に座って話をたくさんしました。とても良い効果があったと思います。」(ヤン・ヨソプ)

デビューのきっかけであるアイドルグループMBLAQ(エムブラック)が最近解散説に包まれたことに対しては、「共にデビューして活動したチームだからさらに残念だ」として「うまく解決して欲しい」と語った。反面12年ぶりにチームを再結成した先輩アイドルグループgodの姿を見て、たくさんの勇気を得ていると明かした。

インタビューの最後にぶつけた「いつまでチームとして共に行けそうか」という質問に、ユン・ドゥジュンは「力が及ぶところまで」とチームに対する強い愛着を表わした。

「長くしたいです。godの兄さんを見ると本当に凄いですね。おかげでたくさんの勇気を得ました。長く活発に活動したいです。」

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