ソン・スンホン、ゆっくりと着実にキャリアを積んで行く

変身が美徳だと崇められている奇妙な世界でひたすら素敵な男。まだ学びたいことが沢山有ると言う俳優ソン・スンホンに会った。

あまりにも有名な俳優が、普段どのようなことを好み、どのように時間を過ごすのか等、知られていることはない。人間ソン・スンホンは一体、どんな人なのか?

Q.俳優は孤独な職業だと言うがあなたはどうか?

寂しいとか退屈だとは思わない。みんな一人で居るのは寂しいと言うが、僕の場合は違う。

Q.友達には頻繁に会うか?

まだ1ヶ月に1回ぐらい、定期的に一緒に旅行に行ったりする。この友達と居る時は、僕は芸能人でもなく、他の人々が考えている正しい男でもない。普通の人間である。だから彼らに頻繁に会うのかもしれない。一般人は一度帰宅すると業務が終わるが芸能人はそうではない。一般的な会社員の仕事後の気持ちを友達に会うと感じる。

Q.最近、新しい作品を始めたと聞いた。おそらく俳優にとって一番敏感な時期ではないだろうか。新しいキャラクターに没頭して、研究するタイミング。インスピレーションの源は何であるか

俳優ごとに演技への接し方が違う。僕はシナリオを何度も読んで、そのキャラクターに焦点を当てようと努力する。演技するあいだ中「僕だったら?」という質問をいつも投げかける。

Q.ルックスが本当に変わらない。加齢と共に新陳代謝が落ちて太ったりするはずだが、一体どのように管理しているのか?

体質だと思う。家族の中にも太っている人がいない。

Q.20代のソン・スンホンと30代のソン・スンホン。何が違う?

20代の時は、いつまで演技をしようかと考えていた。そうしていたら作業が限定的になる場合が多かった。30代に入ってからは、この仕事と一生共にしたいと思った。それが作品を選ぶ時や仕事に臨む時の考えの幅を広げることになった。

Q.あなたが嫌いなことは?

突然のこと。臨機応変を要する状況が嫌いだ。働いていると、「事前に教えてくれれば良かったのに…」と思うことが時々ある。あまり大したことではない。ただそうなんだとすればいい。でも、そうゆうことはあまり好きではない。慌ててしまうし、深みもなくなるから。

Q.最近あなたの幸福は何であるか

自分自身が幸せとはなんだろうと探しているところだ。これが幸せなら幸せだ。幸せについて考えていない人はもっと多いから。