20代歌手志望生の自殺…性的暴行容疑のバンドメンバーが警察調査「事実ではない」

恋人に性的暴行し違法撮影した疑いを受ける韓国の有名バンド所属の歌手兼作曲家40代男性A氏が警察に出頭し、自身の容疑を否認していることが分かった。

 12日、警察とA氏側によると、A氏は去る10日に出頭し調査を受けた。A氏は性暴行犯罪処罰法違反と強姦致傷容疑で立件されている。

 A氏は前日、自身のブログに文章を掲載し、「初めて警察の召喚を受け調査を受けた。告発内容が一から十まで事実と異なる点を落ち着いて話してきた」と伝えた。彼は「故人の冥福を祈る。遺族や周囲の方々にも哀悼の言葉を述べたい」とし、「近く誤解と偽りが晴れ、事件の真実と私の悔しい思いが明らかになると考えている」と付け加えた。

 20代の歌手志望生B氏は恋人だったA氏から薬の入った酒を飲まされ、性的暴行を受け、同意なく体を撮影されたと周囲に訴えていた。B氏はことし4月に自殺したことが伝えられている。

 B氏の遺族は5月、A氏を告発し、警察が捜査に着手。警察は家宅捜索でA氏の携帯電話とコンピュータを押収し、証拠の分析作業を進めている。