17周年の神話、伝説はまだまだ続く

新人アイドルグループにロールモデルを聞くと十中八九が神話だと答える。

デビューして17年間、メンバーの入れ替えや脱退もない、本当の“神話”を書き続けているグループ神話は、歌謡界で生きる伝説である。

神話が後輩たちの手本となる理由は、単に活動期間が長いだけのグループではないからである。神話は、一人一人のソロ活動と並行して、絶えず舞台に上がっている。チームが持っている“名前の価値”に頼らず、アルバムごとに新たなコンセプトに挑戦して前進している。

2012年4年ぶりに発表した10thアルバム『VENUS』では、当時慣れていなかったエレクトロニックジャンルのダンス曲を披露し、2013年11thアルバム『THIS LOVE』では韓国で初の「ヴォーギング・ダンス(モデルのようなポーズを中心としたダンス)」と呼ばれるダンスのジャンルを融合させた。

来る26日、12thアルバム『We』を発表する神話は、「標的」というタイトル曲で活動する。タイトルから男性美が充満するこの曲を通して、これまで築いてきた実力を発揮する。「This Love」ではセクシー美が強調された振り付けを披露したが、今回の「標的」はより強烈でスタイリッシュで男性らしい魅力が引き立つパフォーマンス・ステージを繰り広げる予定だ。

神話はカムバックと共に、3月21日22日に韓国内最大の屋内会場であるオリンピック体操競技場でデビュー17周年の単独コンサートを開催する。神話は11日にあったファンクラブ先行前売りに続いて一般チケットオープンも売り切れを記録し、インターパークのコンサート日間前売り順位と週間前売り順位の1位を記録し、チケットパワーを誇った。

神話がコンサートを開催する体操競技場は、神話とSHINHWA CHANGJO(ファンクラブ名)にとっては意味深い所だ。韓国内最大の屋内会場であり、2001年の神話の初の単独コンサートを行った場所で、その後2008年のデビュー10周年記念コンサート、2012年の韓国内で4年のブランク後に行ったカムバックコンサートなどを行い、全て全席売り切れを記録して「公演神話」を築いている。

神話のしっかりとしたチームワークにはすでに定評がある。まだ神話が健在なのは、7人目のメンバーであるファンクラブ「SHINHWA CHANGJO」が居るためだ。1998年に初めて募集された公式ファンクラブ「SHINHWA CHANGJO」は、2007年に開催されたシン・ヘソンの単独コンサートで初めてスタンド花を送って以来、スタンド花の応援文化を作るなど、忠誠心の高いファン層を誇る。時には気兼ねなく手厳しい忠告も飛ばし、単なる歌手とファンという間を越えた“仲間”みたいにいつもそばで見守っている。今回の12thアルバムのタイトルを「We」としたのも神話がいつも強調する「6人の神話」を意味するだけでなく、「SHINHWA CHANGJO」とのつながりまでをも意味している。

今年の神話は、2008年以来、約7年ぶりに「SHINHWA CHANGJO」10期を募集して「オレンジ姫(ファンクラブ会員の呼び名。応援する際オレンジ色の風船を持つのが由来)」を集結させている。ファンもカムバックを心待ちにして待っていたため、一つになった再会を楽しみにしている。