JYJキム・ジェジュン、華麗と素朴のあいだ(インタビュー)

国内外を熱狂させる韓流スターキム・ジェジュン。除隊後アジアツアーからMV出演、ドラマ撮影まで終わらぬマラソンを再開したキム・ジェジュンは、新人のようにときめいているように見えた。
-8月にKBS2ドラマ『マンホール』で復帰することになったが、前作らとはカラーが違うコメディジャンルだ。
キム・ジェジュン:時代劇、アクション、ファンタジーなど多くのジャンルの台本を貰ったが、その中でも『マンホール』が目に飛び込んできた。全16話の中で15種類の姿を見せることができそうだった。ひとつの作品の中でキャラクターがこのように多くの姿を見せるのは歴史上初めではないかと思うほどだ。愉快な姿だけでなく、予測不可能な様々な姿を見せる予定だ。
-出演を決めるのに悩みはなかった?
キム・ジェジュン:ラフな演技に対する憧れがあった。『マンホール』は愉快だが、ひたすら軽いだけのストーリーではない。僕のフィルモグラフィーが豊富なわけではないが、『マンホール』はそのような僕の中で多くの姿を引き出せる機会のように感じられた。
-愉快なキャラクターのためにどんな努力をしている?
キム・ジェジュン:僕が引き受けたポン・ピルは不思議な人物だ。気分が良ければ方々走らなければならない突っ走るキャラクターだ。それで話し方を速く高くしようと練習中だ。
-除隊後アジアツアーからドラマ撮影まで休むことなく活動中だが、ファンたちに再会した気持ちは?
キム・ジェジュン:アジア ツアーをしながらファンたちに再会した。2年前共にした感覚を覚えていて公演を楽しんだ。このような人々がまだ僕のそばにいるというのが不思議に思えた。軍隊にいてファンたちの存在に対して考え直すことになった。僕がいくら熱心にしても時間が流れれば人気は冷めるはずだ。それでも僕のそばを守る人々を見ると、謙虚にならざるを得ない。
-長時間愛される理由が何か?
キム・ジェジュン:ギャップでないだろうか。冷たそうな容姿を持ったが、実際には情が厚い。得意なことが多そうだが、できないことがあまりにも多い。球技ができない。大きさや重さに関係なくすべてのボールは僕を避けた(笑)。ところが筋力トレーニングはあきれるほどする。力は強い方だが技術は至らない。対比される姿があって新鮮に見えるようだ。
-“韓流スター”という修飾語があたえる重量感があるんじゃないだろうか?
キム・ジェジュン:この頃は韓流スターが多い。皆ハンサムなうえ魅力もあふれる。変わらない内面が最も重要だけれど、最大限老化を遅らせるために努力はする。突然僕の頭がハゲたらと想像してみて欲しい。
-芸能界を代表する人脈の広さだが、ひとりでいる時はどのように時間を過ごしている?
キム・ジェジュン:お茶をたてている。最近大きな水さしをいくつか買った。器ごとに違う種類の茶をいれておく。家にひとりでいる姿を見れば笑うかも知れない。漢方薬を煮詰めるように静かに座って作業をする。家に浄水器がないから電気ケトルでお湯を沸かすせいで時間も長くかかる。それでもその余裕を楽しむ。
– CDを集める趣味もあったというが。
キム・ジェジュン:最近引っ越しをして多くを処分したが、まだ部屋いっぱいにCDがある。最近では1990年代の歌を探して聴いているが、思い出が浮び上がって良い。
-活動的な趣味は?
キム・ジェジュン:自転車に乗る。あ、でも蚊に刺されてはいけない肌なので狂ったようにペダルをこがなければならない(笑)。蚊に対する免疫力がなくて、一か所刺されたら炎症を起こして破裂する。最近も蚊に刺されたせいで足が大変だった。
-高校生でデビューしていつの間にか30代だ。今までの活動を顧みれば、どんな気持ちだろうか?
キム・ジェジュン:多事多難だった。誰かの話ではなく僕の話だかでこのように話すのかも知れないが、“レジェンド級”の人生だった。派手だったし話せない事も多かった。このように複雑な僕を最後まで信じて好きでいてくれるファンがいてくれて感謝する。彼らが今まで僕が耐えられた理由であり前に進む原動力だ。
– 10年後はどんな姿だろうか。
キム・ジェジュン:大きく変わらないと思う。今の僕の姿で目じりのシワがもう少しできる程度?若い子は僕をおじさんと呼ぶかも知れない。ただおとなしく年を取りたい。
-キム・ジェジュンの人生設計図が気になる。
キム・ジェジュン:大層なことはない。幸せだったら良い。今より若い頃は壮大な夢があった。時間が過ぎるほど粘り強さを追求するようになった。僕だけでなく僕の全てがいつもその場にあったら良いだろう。だがそれが最も難しいことを知っている。誰かが僕をずっと探すように願うなら、それだけ熱心に生きねばならないという意味だから。