歌手ピ、『帰ってきて、おじさん』で役者として特級跳躍

SBS水木ドラマ『帰ってきて、おじさん』が最終回を迎えた中で、一層深みを増した演技で1人2役を完璧に消化し、幅広い演技幅を見せたピ(Rain、本名:チョン・ジフン)に好評が続いている。

ピは劇中、過労死した40代のデパートの万年課長から30代のエリートイケメンに生まれ変わった役を担った。笑いと感動を自由自在に行き来してディテールが生きているキャラクター演技で劇の中心を卓越するように引き出した。ピは難度の高い演技を要するドラマチックなキャラクターになりきって共感を生み、視聴者たちを笑い泣かせた。

彼は毎回、コミカル、白々しい、愛嬌、熱い、切ない、感動、怒り、涙など変化の激しくて複雑な感情演技を細かく表現し遂げた。さらに瑞々しい演技力、卓越した感情の緩急調節で視線を集め、さすが“演技派俳優”であり“信じて観る俳優”ピとしての信頼感を上昇させた。

共にオ・ヨンソとは愉快で暖かなコンビネーション、イ・ミンジョンとは切ないロマンスで、父ノガプ役のパク・インファンや娘役イレとは目頭を熱くさせる家族愛を見せて相手俳優との卓越した演技呼吸で特別な相乗効果を引き出した。

何よりピはこの時代の生きにくさを代弁して社会の不条理に厳しい忠告を与える爆発力ある熱演で、観る人々に深い共感と響きを抱かせた。これは彼が心血を注いで表現したキャラクターの暖かくて人間的な魅力とよく交わって熱い反応を引き出した。
視聴率を離れてピ以外が演じるイ・ヘジュンは想像できないという言葉が出るほど、今回の作品を通じて演技の深みをさらに実感させて代替できないキャラクターを完成させた彼だからこそ、“俳優チョン・ジフン”の次のステップがすでに大きな期待を集める理由だ。

ピはドラマを終えて「毎回作品をするたびに本当に多くのことを学ぶことになるが、今回の作品は特に、より一層意味ある作品として残ると思う。こういう良い作品に共に参加できてとても感謝し、最後まで最善を尽くした全ての俳優の方々とスタッフの方々、そして力強い応援と愛を最後まで絶えず送って下さった視聴者の方々とファンの方々に心から感謝を申し上げる」と気持ちを込めた放映終了の感想と共に感謝の言葉を残した。