ソ・イングク「段ボールを拾っていた母にカフェをプレゼント」

「スーパースターK」出身の歌手として芸能界に足を踏み入れ、俳優としても確かな道を歩いている大注目株ソ・イングクに会った。

少し前まで、KBS『王の顔』で悲劇的な運命に対抗して激しく一日一日を生きなければならなかった、悲運の世子・光海(クァンヘ)に扮していたソ・イングク。初の地上波ドラマでの主演で果敢にも時代劇を選び、懸念と期待を一身に受けた彼は期待以上の演技で見事好評を得て有終の美を飾った。

最近両親に小さなカフェを作ってあげたという話について尋ねた。一生懸命稼いだお金を無駄使いせずに集めておき、母親が喜ぶプレゼントを用意した彼の目元がきらめいた。苦労した両親のために出演料を貯金し、小さなカフェをあげたという。

「両親は本当に一生懸命に生きて来ました。特に母は女性なのに、本当にたくさんの苦労をしました。やってみたことのない仕事はないというほど厳しい仕事をたくさんし、僕がデビューした後も、ずっとそうやって生きてきました。少しでも楽に過ごしてほしいという思いが強かったのですが、そのたびに『遊んでどうするの、私は忙しく私の人生を送らないと』と言っていました。こないだまで段ボールを拾って再利用する仕事をしていたのですが、その姿があまりにも心苦しくて『コーヒーショップ』を開いてプレゼントしました。きれいに改装して営業していると聞いています。今回帰省したら初めてそこを見ることができます。」

わくわく半分、感激半分、しばらく彼の瞳が揺れていた。「父はいつも僕に『お前が外でとる行動は、何といっても、それがすべて親に戻ってくる。悪口を言ったり唾を吐いたりすれば、それは全て親の顔にすること』だと言っていました。偽りなく、自分の夢だけを追って一生懸命走ってきました。少しでもそのような真面目な両親に小さな恩返しと真心を見せることができるようになって、ただただ幸せです。」

ソ・イングクは休みなく作品活動を続け疲れもあるだろうが、しばらく休暇を取った後すぐに新しいアルバム活動に入る予定である。「今まで歌手と俳優を並行しながらも『音楽』を手離したことは一度もありませんでした。ただ、音楽的な確約が比較的に表れていないだけです。音楽はいつも僕の最も率直な姿を表すので、時間や周囲の先入観​​に流されずしようと思っています。今回のアルバムは、特に『僕の音楽の話』を聞かせたいという願いを強くアピールしました。音楽こそ自分自身の準備が完璧な時にしたいし、聞かせて差し上げたい僕の話ですからね。」

彼は率直な話を盛り込んだ新しいアルバムを持って、日本市場にも進出する計画である。「ちょっとでも休暇が与えられたら一人で旅行に行きたいです。慣れない単語だけど、あまりにも前だけ見て走って来たので見たことのないものが多いと思います。旅行を通して自分を一度振り返って見て、新しいエネルギーも充電して…これから行く道は遠いので、準備しなければならないことも多い。変化によく適応できる、ぴったりの修飾語がないですが“専門的な”自分になれたらいいなという目標があります。歌で共感され、演技で感動を与えられるような人になりたいと思います。ファイティン!」