B1A4、ビングレだけじゃない!

B1A4が“演技アイドル”の先頭走者になった。

tvN『応答せよ1994』のビングレ役で人気が急上昇したバロをはじめ、『怪しい彼女』で500万人の観客を動員したジニョン、KBS2『天女がいなきゃ?!』に出演したシヌゥまで、メンバー5人のうち3人が演技に挑戦して成果を上げた。

ファンではなく、一般大衆に最も認知度が高いメンバーは断然バロだ。『応答せよ1994』に忠清道(チュンチョンド)の青年ビングレ役で出演し、ドラマと共に大きな関心を集めた。可愛いヘアスタイルに“なまり”、自信を持てないビングレを演技したことでバロは広く名前を知らせた。

多くの視聴者たちが『応答せよ1994』でバロは演技デビューしたと思っているが、実は彼の初作品はモバイルムービー『ミセン』だ。彼はアン・ヨンイ編で高校時代にアン・ヨンイ(キム・ボラ)と初々しい恋心を通じたキム・ヨンチャン役で出演した。出演分量が多くなかったが、素朴な彼の魅力は『ミセン』でまず確認された。

バロ自身をドラマの中の素朴で小心者だったビングレとキム・ヨンチャンのイメージと同じように考えたのなら、それは誤算だ。ステージでは“男の中の男”だと感じるラッパーに変身する。太ももが自身のチャームポイントだが、まだ「うまく扱えない」と話すなど、堂々としたトーク能力も持っていて“バラエティアイドル”の可能性まで伺わせる。

B1A4の中で一番先に演技挑戦したメンバーはシヌゥだ。ステージでは長い髪をなびかせて甘美な声で歌うシヌゥ。彼は2012年2月に放送されたKBS2シチュエーションコメディ『天女がいなきゃ?!』で、歌手を夢見る青年シヌゥ役を演じた。美しい容姿で女子学生の愛を一身に受けるという設定にぴったりなキャスティングだった。

『怪しい彼女』で初めて映画に登場したジニョンの演技デビュー作は、tvN『優雅な女』。高校に5年間も通っていて、口が悪く、不満があればすぐにキレるはみ出し者コン・ミンギュ役を担った。当時、ヤン・ジンソクと恋愛模様を描いたジニョンは、軽いキスシーンまで披露した。『優雅な女』のコン・ミンギュが問題児の息子だったら、『怪しい彼女』のパン・ジハは少なくとも分別がついた。初めての映画でジニョンが演じたパン・ジハは、バンドをすると言って勉強を全くしないやっかい者だが、おばあさんだけには愛嬌あふれる孫だ。ナ・ムニ、ソン・ドンイル、パク・イヌァン、イ・ジヌクなどそうそうたる先輩たちの中で埋もれてしまうのではと思ったのは、全くの取り越し苦労だった。ジニョンは世間知らずの孫の姿から、音楽に真剣な姿までを無難に消化した。アイドルというイメージを捨てた奇怪な服装も笑いを誘う。

それぞれ他の魅力で視聴者と観客を惹きつけたB1A4。今や少女の偶像を越えて、大衆から愛されている。演技アイドルとして歩み始めたB1A4が、今後も勢いを継続するのか注目される。

-Copyrights(C) Nocutnews & Jpictures Syndicate-