CNBLUEイ・ジョンヒョン「CNBLUEは演技のアドバイスはしない…代わりに屈辱ショットを送ってくる」

いつの間にかデビュー8年目だ。歌謡界にすい星のように登場したイケメンバンドの一員として大きな注目を浴び、時々演技活動まで併行して大人気を得た。ロックバンドCNBLUEのギタリスト イ・ジョンヒョン(27)の話だ。彼は率直だが慎ましい20代の青年だった。「40歳になったら結婚しているだろう」と言いながら実際の恋愛経験を尋ねる意地悪な質問には「ノーコメント」だと笑って受け流した。
-ジョンヒョンさんは故郷が釜山(プサン)でしょう?慶尚道(キョンサンド)地域の人は無愛想だという先入観もあるでしょう。
▲どうでしょうか。そう言われるのは事実ですが、僕は慶尚道男たちももの凄くおしゃべりだと思います。むしろ先入観やイメージのせいでわざわざ我慢しているのではないかと思います。僕もそうしたがことあります。今はもうソウルでの生活が長いので。話も上手にして…そんな感じでしょう。ハハハ。
-ジョンヒョンさんはドラマで初出演作品だった『紳士の品格』から多くの注目を浴びたと記憶しています。
▲多くの注目を浴びましたが、あの時はとてもあり得ない機会でした。事実、僕には与えられてはいけない機会でした。とうに過ぎてしまってから感じました。
-フィルモグラフィーを見た時、演技活動をしているCNBLUEの他のメンバーに比較すれば珍しく演技活動をしたようです。
▲若い頃には音楽をもっと上手くやりたかったです。その欲望がかなり大きかったし、渇望していたと思います。余裕ができる前までは、他のものをするというのは自分自身が納得できませんでした。もう8年目ですが、6年目ぐらいから少しずつステージがどんどん安らかになり、楽しめるようになったと思います。それと共に他のポイントでも躍動感を探して挑戦していると思います。
-今はちょっと余裕ができたんですか?
▲20代初めのある瞬間には緊張感や熱い情熱が少しずつ冷めるのではないかとても悩んだのですが…。現場で感じる緊張感が僕には大切です。まだ台本読み合わせの時は心臓が爆発しそうです。今回弟と一緒にしましたが、あの中でエネルギーを共有したこと自体、僕にとって幸福でした。
-CNBLUEメンバーは全員演技活動も兼ねていますよね。互いに演技アドバイスをしますか?
▲いいえ。全くそんなことはありません。むしろ人間的にさらに応援しようとしてくれます。冗談を言って笑わせてくれます。
-互いに作品も見ますか?
▲序盤にはみな観ようとします。わざわざ意地悪でおかしな姿を撮って送った後に「何してるんだ」と冗談を言ういたずらをしたり、そういった事で慰めてくれようとしています。
-他のメンバーを見ればたびたび熱愛説も出たのにジョンヒョンさんはないようです。
▲そうですね。かなりそうみたいですね。
-静かに付き合っているのですか?
▲ウーン…ノーコメントで。ハハハ。
-8年目だからアイドルでも次第に余裕ができたと思いましたが、このような話が出たらすぐに緊張しますね。ハハハ。こういうところがまさにロングランする秘訣でしょうか?
▲深く考えてみたりはしないですが、ウーン…秘訣は何でしょうか?僕たち4人全員が常に最大限努力するからです。もっとしなければいけませんね。この程度で満足できません。
-CNBLUE10周年はどんな姿か想像してみたことがありますか?
▲僕は20周年がさらに気になります。10周年はもうすぐですから。20周年に皆がどんな姿で過ごしているのか個人的には気になります。
-CNBLUEの次の計画は?
▲日本でアルバムが最近リリースされました。韓国のアルバムは来年初めに計画しています。11月からは日本ツアーを回ります。
-音楽的に欲求が高まった時にうまく解消ができないところがそれぞれにあるでしょう。ジョンヒョンさんは、過ぎてみて一番惜しい部分がどのようなものですか?
▲最も惜しいのは「一番格好良くてたくさん愛された時にもう少し楽しめば良かったのに」という後悔がとても残っています。あの時は凄く自分を厳しく律しました。もちろんその影響のおかげで今の僕があるという考えはあります。当時もう少し幸せを享受したら良かったのではないだろうかと思います。
-どんな方法で律したのですか?
▲今は正直に言ってステージの上で楽しんでいる人になりたいですね。あの当時には僕がギターをどのように弾かねばならなくて、どのように見えねばならないかという悩みがとても深かったようです。自らをとても苦しめました。
-どうしても“アイドルバンド”に対する先入観のせいで、もっと熱心にしなければならないと考えたようですね。特にジョンヒョンさんはギタリストだから…。
▲そうですね。実際に(先入観が)存在しましたね。渇望や欠乏がものすごく激しかったです。特に序盤で多くの人気を得た時は、そこに対する欠乏が酷すぎました。もっと上手くやろうとして欲を出しました。諸刃の剣のようです。そのせいで僕たちのチームがあるのも事実で、そのせいで大変だったのも事実です。
-最後に歌手兼俳優として今後どんな姿を見せてあげたいですか?
▲僕は普段のひとつだと考えます。CNBLUEメンバーでも、役者イ・ジョンヒョンでも10年を過ぎて“格好いいおじさん”として残ったらいいですね。温かい人になるのが目標です。「あの人格好いい」「あの人みたいに生きたい」と言われたら嬉しいです。