ソン・スンホン、『ブラック』に出会って“イケメン”をやめる

『ブラック』に会ったソン・スンホンが変わった。イケメンをやめた彼の180度違う姿に視聴者が喜んだ。
ソン・スンホンはOCNオリジナルドラマ『ブラック』を通じて視聴者と会った。劇中彼が引き受けた役は気が弱くて死体さえ見れば吐いてしまい、可愛いキャラクターを愛する純情刑事ハン・ムガン。
しかし気が弱いせいで先輩のパートナー刑事に一日中いじめられ、鮮血を見ただけでも吐いてしまったせいで不良たちに散々殴られる彼は、強力班にはどこか似合わない人物だった。
そのような彼が、脱営兵(軍隊から逃げ出した兵士)が行った人質事件に巻き込まれ、頭に銃が当たった。しかし死んではいない。死神ブラックが彼のからだを借りて再び生き返ったのだ。そして「大げさなことだ。とにかく人間というものは」という言葉で以前とは180度異なる冷たさを漂わせて第1話のエンディングを強烈に飾った。
キャラクターがプリントされたパーカーが好きな刑事ハン・ムガンの時も予想外の笑いを届けたが、奇跡的に蘇った後、人間世界に適応していく過程でどこ転ぶか分からない予測不可能な行動はさらに面白味を強くさせた。私たちが知っているソン・スンホンなのかと疑うほどだった。なぜなら住民番号(=マイナンバー)を見せろと言われて「私は住民ではない」と答え、受話器を逆さに持ったまま電話を取るなど、冷たい外見と違った“人間(世の中を知らない)おバカ”の姿を見せたからだった。
製作スタッフは「去る1,2話放送分で良い反応を得て感謝している。ソン・スンホンが完璧に自分を捨ててくれたおかげだと思う」という感想を伝えた。
引き続き「ソン・スンホンが人間世界に適応していく過程で恥をかかねばならないシーンも気兼ねなく没頭してくれて、積極的にアイディアも出している。容易ではないシーンも愉快に演技してくれて感謝している。今後もソン・スンホンの新たな姿が繰り広げられる予定なので、毎週放送を見逃さないでほしい」と頼んだ。
今までロマンチックな姿で女心をときめかせたが、『ブラック』を通じて純粋な姿から天然ボケの姿まで様々な魅力をひろげているソン・スンホン。コメディーまで加わった彼の演技変身が期待される。