再跳躍できる踏み台が必要

ガールズグループAOAにとって2017年は“休息期間”に違いなかった。もちろんこれがチーム活動の終わりを意味したりはしない。
2012年にFNCエンターテインメントが出したガールズグループとしてデビューしたAOAは、バンドコンセプトやユニットグループ活動などの試行錯誤を経たあげく、5thシングル「ミニスカート」で歌番組1位に登板、始めて人気に加速度を付けるのに成功した。これを踏み台に「Short Hair」「Heart Attack」と引き続き人気を得て、ソリョンのCMも大ヒット、チョアが出演したMBC「マイ・リトル・テレビジョン」もヒット、ジミンのMnet「Unpretty Rapstar」出演などメンバーの認知度も上昇させて相乗効果を得てガールズグループのトップゾーンへ跳躍した。
しかし成功街道を走るようだったAOAは2016年に多くの論議が起こって人気が急落する苦しみを体験することになった。4thミニアルバム『Good Luck』のカムバック活動を控えてジミン、ソリョンの歴史認識論議が浮上して活躍にブレーキがかかったままAOAはさらに人気を得られなくなった。
2017年にはリーダーチョアとの別れも経験することになったAOAだった。3月に初めての単独コンサート直後、公式活動に姿を表わさなかったチョアは所属事務所の公式発表にも関わらず、結局自身の個人SNSを通じて知らされなかった所属事務所との異見を直接明らかにしてこれを水面上に引き出し、結局チーム脱退という残念な別れを迎えることになった。特にチョアは潜伏説に続き良くない熱愛説で心的な負担を抱え込まなければならなかった。
チョアはその後自身と契約を結んだ某スポーツブランドに関連したファンサイン会で姿を表わして潜伏説を払拭させ、ファンたちの前で笑顔を見せた。チームを離れた中でチョアの今後の外部活動に対してFNCは特別な立場を見せず、「決定されたことはない」と伝えた。その後MBCドラマ『病院船』に出演しているメンバーミナがチームの去就に対して「来年にカムバックを準備しているが、まだ確定した部分はない」と直接言及した程度だ。
安泰の道を歩むようだったAOAはもう新たな局面を迎えることになった。リーダーチョアがチームを離れてチームのアイデンティティを再び確立するのはやはり避けられない。ソリョン、ジミンを除くメンバーは認知度が高くなく、デビュー後ずっと変化し続けなければならなかったチームカラーはAOAの新たな活動において障害物になりそうだった。これに対してFNCエンターテインメントは「AOAは当分ソロ活動に集中する計画」としながら事実上チーム活動に対して休みを宣言した状態だ。
新たな跳躍のために岐路に立っているAOAを失敗だと論じるのは早すぎる。チームで最も高く認知されているソリョンのスターパワーは相変らず健在で、ミナ、ヘジョンも演技活動を着実に継続している。活動幅さえ広げられるなら十分に認知度上昇につながる余力がある。ラッパーのジミンもソロ活動の可能性は十分にある。AOAには明らかに再跳躍できる踏み台が必要だ。もちろん、ここでAOAが終わったと話すのはまだ早い。