FTISLAND、彼らがデビュー10周年を祝う方法

人気バンドFTISLAND(チェ・ジョンフン、イ・ホンギ、イ・ジェジン、ソン・スンヒョン、チェ・ミンファン)がデビュー10周年記念コンサート「2017 FTISLAND LIVE [X] IN SEOUL」を開催してファンたちと会い、意味深い時間を過ごした。
FTISLANDがオープニング曲に選択したのは10周年記念アルバムのイントロとタイトル曲「Wind」だった。ステージの幕が上がるとすぐに韓国、中国、日本など各国から集まったファンたちの歓声が大きくなった。デビュー10周年を記念して開いたコンサートであるだけに、共に10周年を祝ってコンサートの開始を歓迎した。
引き続き10周年アルバムに収録された「I Want」と「Champagne」「The Night」まで続いたオープニングステージが華やかに幕を開けた。その後FTISLANDイ・ホンギは「昨日に引き続き今日このように10周年のコンサートを開催する。今日も間違いなく多くの方々が訪ねて来て下さった。二日目は皆さんにたくさんマイクを向けると思う」と冗談を言った。さらにこの日チェ・ジョンフンはイ・ホンギが「今日この席にチェ・ジョンフンの憧れの女性がきた」と話すと「破局していくらも経っていない」と話して数日前に破局した事を言及して注目を浴びた。
本格的な公演が始まるとすぐにFTISLANDの珠玉のメドレーが続いた。最初に「I Hope」と「Let It Go」「Paparazzi」「Puppy」まで10年間FTISLANDが歩んできた道をそのまま回想させる歌を披露した。特に「Let It Go」を呼ぶ時は映画『アナと雪の女王』の同名OSTを歌ってファンたちの歓声を引き出した。
イ・ホンギは「体力管理をたくさんしてきた。昨日してみたがセットリストを組んで、しっかり終わらせれば僕はまたワンステップ上がったと言えると思う。昨日も倒れた方が数名いらっしゃった。もしも辛かったら(休んでほしい)、最大限安全に公演を終えたい」とファンたちの安全もお願いした。
FTISLANDのトレードマークと言える曲『Love Sick』で再び始まった中盤部のステージが始まるとすぐにイ・ホンギと観客が共に歌を歌ってコンサート会場を作りあげていった。1stフルアルバムのタイトル曲らしく10周年の意味を再確認させるのに十分な曲だった。
イ・ホンギは今回の10周年を迎えた感想を明らかにした。彼は「この歌を歌って昔のことを思い出した。これを歌った時にどうだったというような事を思い出す。確かに『Love Sick』に対するノスタルジアがある。不思議なのが、僕たちが僕たちの音楽をするといった時、僕たちの歌がチャートにあんなに長くなっていたのを初めて見る」と最新アルバムについて言及して過去を回想した。そして「今回の活動が面白かった。FTISLANDだけが歌える歌を作ったようで気分が良かった。今日10周年だから良い話をしようとしたわけではないが、10年間ありがとうという言葉を伝えたかった。耐えるのが大変だった。多くの事があったが、屈せず皆さんが耐えてくれて感謝している。皆さんのおかげでアルバムもリリースできて公演もできた。本当にありがとう。今このタイミングにしたかった」として公演折り返しに走って行った。
後半部はバンドFTISLANDらしくギターとドラムが交わった演奏でステージが始まった。「LOSE」「1234」「TIME TO」「PRAY」まで最も熱いステージを継続した。さらにメンバーはステージの前に出て観客たちと近く呼吸した。特にイ・ホンギはステージの合間にファンたちに「ありがとうございます」と話してファンたちに再び感謝の気持ちを表現して注目を浴びた。
チェ・ミンファンはこの日「最近不眠症になった。寝る前に色々悩む事が多くなった。そのたび公演をする時にメンバーがステージにいて皆さんがペンライトを振って下さる姿が思い浮かんだ。そのような姿を考えて歌詞を書いてみたが、歌詞の意味は『この瞬間が永遠だったら良いのに』というものだ。家に帰ってもこの歌を聴けばこの瞬間を思い出すだろう」と話して「STILL WITH YOU」を紹介すると同時に、ファンたちに対する愛情も表わした。さらに「SHINING’ON」と「FREEDOM」のステージを通じて舞台の後ろに向かっていった。
FTISLANDは10周年の意味をそのまま生かしたコンサートステージでファンたちと共にお祝いの時間を持った。それこそFTISLANDだけの10周年祝賀公演だった。多くの時間を共にするFTISLANDがどんな姿を見せるのか期待させるコンサートステージを通じて、今後の10年にまた楽しみにさせた。
一方ソウル公演でツアーの序幕を開くFTISLANDはモスクワ、ブダペスト、ワルシャワ、アムステルダム、パリ、イスタンブールなど合計6都市でヨーロッパツアー「2017 FTISLAND LIVE [X] IN EUROPE」を開催して、世界各国のファンたちと会う予定だ。