行くイ・ジュンV.S.止まったイ・ジョンソク…交錯した選択の結果は?

イ・ジュンは行き、イ・ジョンソクはひとまず止まった。直ちに目の前に近づいた軍入隊に対する2人の俳優の違う歩みがどんな結果を作り出すのか視線が集められている。
最近軍入隊を囲んで大衆の関心を集めた1988年生まれのイ・ジュンと1989年生まれのイ・ジョンソクが少し違った選択をした。イ・ジュンは視聴率30%を走って人気のもと放送中であるKBS2週末ドラマ『お父さんが変』を通じて人気の絶頂にいるが、10月24日に陸軍現役入隊を確定した。今月末にドラマが放映終了すれば短い休息を持った後、軍服務を始める。
反面、社会服務要員として代替服務対象者であるイ・ジョンソクは8月10日に訓練所入所通知を受けたが、これをわずか約一週間後に控えて服務を延期した。これと関連してイ・ジョンソクは「入隊が同じ年頃より遅れて申し訳ないが、僕がしなければならないことを終えて国防の義務を果たすつもりだ」と明らかにした。
所属事務所はイ・ジョンソクの入隊延期決定は24日に公開する映画『V.I.P(ブイ・アイ・ピー)』と9月放送予定のSBSドラマ『あなたが眠った間に』の主演俳優として責任を全うするためにしたからだと説明している。これと同時にまた違う作品出演もやはり用心深く打診していることも確認されている。
イ・ジュンは“頂点で離れた”数人のトップスターの軍入隊の歩みを思い出してみる。ヒョンビン、ソン・ジュンギなどの俳優は大人気を得た時点で現役兵として入隊し、国防の義務を果たす姿を見せて大衆の信頼を除隊以降も維持した。
イ・ジョンソクはもっと大きなチャンスをうかがっているという分析だ。特にほぼ同じ時期に軍入隊するという話題で比較対象に置かれるイ・ジュンがスクリーンで相次いでおさめた成果と比較すると、イ・ジョンソクとしては物足りなさを抱くしかない状況だ。実際にイ・ジュンは昨年主演映画『LUCK-KEY/ラッキー』で700人の観客動員という大成功を収めた。その前にも『客』『俳優は俳優だ』などの作品で個性の強い姿を見せて活躍した。
まだ映画では代表作を作ることが出来なかった彼は、今回の『V.I.P』でデビューして初めて極悪な連続殺人鬼を引き受けた。既存のイメージをひっくり返す挑戦を通じて観客の評価を待っている。イ・ジョンソクは「一度ぐらいは男たちの映画をやりたい気持ちが大きかった。力を抜いて役を完成した」と期待を表わした。