若者の気持ちを代弁する等身大のアイドル

アイドルグループ防弾少年団はひとつの道を着実に駆け抜けたチーム。そうしてみたら共に走るファンたちが生まれ、共に息をしてその関係は固くなった。ファンクラブA.R.M.Yの力強さと規模が他のどんなファンクラブよりも強力な理由だ。
防弾少年団はデビュー前から絶えず同年代が眺める現実を伝えて共感を得た。彼らが叫びたかった言葉を音楽で代弁し、応援と反応を得たチームだ。ジャンル的にもHIPHOPを自分たちだけのスタイルで表現し、トレンディーで洗練された自分たちだけのカラーを持つようになったという点もやはり注目に値する。
とりわけ魅力的な点は、メッセージ性の強い音楽を聴かせるということ。デビュー前の学生時代は教育の場でなければならない学校が冷酷な社会の縮小版になってしまった現実を批判し、現実の前に屈しないことを、卑怯でないことを望む気持ちを歌った(ミックステープ「学校の涙」)。
次第に成長し、彼らは自分たちが置かれた状況を歌う。昨年4月に発売した『花様年華 Pt.1』では、少年から青年へ成長する時期の若者について歌い、同年代の共感を得た。学校から解放されて本当に現実の中で成長する若者たちの話を込めた。その後「DOPE」は努力を正当化して自信を見せつけた曲。自分たちに意志がないとかあまり努力しないと決めつける社会と年上の世代を“エネミー”だと批判した。
同年11月に発売した『花様年華 Pt.2』では「Run」で愛に向かって走る若者の切実さを歌った。今年5月には『花様年華 Young Forever』のタイトル曲「FIRE」で“君のアイデンティティを探せ”というメッセージを伝えた。
彼らが成長する過程を見守って、ファンたちはさらに強く結束した。防弾少年団は10代の少年のような姿からいつの間にか“若者”の代弁者になる青年たちに成長し、その過程を共に見守って応援してきたファンは固く丈夫な連帯感を持つようになった。おかげで彼らはデビュー3年目でアルバム予約注文だけで15万枚を記録し、現地からの要請でアジアをはじめヨーロッパ、北米、南米、アフリカに至るまで11ヶ月間のワールドツアーを回ってグローバルな人気を享受できるようになった。