34曲、3時間、怪我をおしてステージへ…SHINeeだから可能だった記録

さすがSHINee(シャイニー)だった。ステージの上で輝ける5人の男の熱い情熱が、約3時間絶えず多彩な見どころを届けた。
アイドルグループSHINeeが今月2~4日の3日間、ソウル市オリンピック公園体操競技場で開かれた5回目の単独コンサート「SHINee CONCERT SHINee WORLD V」を大成功させた。「SHINee CONCERT SHINee WORLD V」はSHINeeが昨年5月に開催した4回目の単独コンサート以降、約1年4ヶ月ぶりに披露する単独公演だった。チケット発売前から大きな話題を集めて全席ソールドアウトを記録して追加公演をしたのはもちろん、視野制限席まで完売するなど熱い反応を得た。3公演で合計約3万人を動員して、グローバルなK-POPリーダーらしい底力をアピールした。
3rdアルバム『Chapter 1』の収録曲「Hitchhiking」でコンサートの幕を華やかに上げたSHINeeは、デビュー曲「Replay -君は僕のeverything-」をはじめ「View」「Dream Girl」、「Sherlock+ Sherlock (Clue + Note)」「Juliette」などメガヒット曲を届けた。さらに荒々しい魅力が引き立って見えた「Trigger」ウィットに富んだ「Punch Drunk Love」、美しくも切ない雰囲気をかもし出した「Farewell My Love」などひとつのミュージカルを観ているようなステージを披露した。SHINeeが持つ幅の広い音楽と表現力、ライブとパフォーマンスの実力を今一度確認させる公演で観客の爆発的な叫び声を引き出した。
特にSHINeeは今後発表するニューアルバム収録曲のステージも初公開、ニューアルバムのタイトル曲のティザーステージをはじめ、「Prism」「Feel Good」「透明な傘」「So Amazing」など新曲のステージを披露して近づくカムバックに対する期待感を増幅させた。さらにテミンの幻想的ながらもパワフルなソロダンスが印象的な「Goodbye」ジョンヒョンとオンユの声が調和を作り出す「寝言(Please,Don’t Go)」などのスペシャルステージも準備した。約3時間の間に合計34曲の幻想的なステージをプレゼントして、観客を完全に魅了した。
今回のコンサートは「Color of SHINee」というテーマを掲げて演出された。5人5色のSHINeeメンバーが作り出す多彩な色感と魅力を見せるため、様々な分野の芸術家がアート コラボレーションで参加した。作家Seong Lib、ANDY REMENTERとのコラボレーションを通じて誕生したコンサート映像、イラストレーターBRIDGE SHIP HOUSE、ファッションブランドCHARM’S、KYEと共に製作した個性溢れる衣装などが、ステージ演出と交わってより一層感覚的な公演を完成、豊かな見どころを与えた。
リーダーオンユが怪我をおしてステージに立つ姿も注目を浴びた。コンサート終盤、オンユが突然ステージに座り込み、片足に引きずってやっとステージの外に抜ける事態が発生した。その後ステージに立つことができず心配の声が上がったが、オンユは応急処置を受けて再びステージに上がるプロ根性を発揮した。さらに痛みを堪えて振りつけを全て踊りきり、ファンたちに向かって「心配させて申し訳ない」と話してさらに注目を浴びた。その後にもオンユはファンに向かって再度申し訳ないと謝罪の言葉を伝え、力を振り絞って最後のステージを披露する情熱を見せ、怪我を感じさせない闘魂を発揮した。
ドラマ撮影とコンサートの練習スケジュールが重なったミンホは、「KBS2ドラマ『花郞(ファラン):ザ・ビギニング』(以下『花郞』)を撮影して、大韓民国がこんなに広いところだったのかと新たに悟った」と話し始めた。
ミンホは、12月に放送される時代劇『花郞』の撮影のために地方の撮影現場とソウルを行き来してコンサートの準備を併行しなければならなかった。
「『花郞』の撮影終盤にスケジュールが重なって練習しづらい点もあった。初めてのコンサートに立ち、ステージの上でファンの皆さんの顔を見たら、これまでの胸のつかえが全て飛んで行った」と感想を伝えた。
一方、5回目の単独コンサートを成功裏に終えたSHINeeは、ニューアルバムの詰めの作業に入った。9月中に発表予定だ。