EXOスホ「俳優として遅れたとは考えていない」

俳優キム・ジョンミンと交わす一問一答
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“怪物”のような初登場だ。EXOメンバースホ、いや俳優キム・ジュンミョンが映画『グローリーデイ』の主演としてメディアインタビューに応じた。アジア最高のアイドルスターとして君臨してきた彼だが、この日だけは演技に純粋な夢を持った新人俳優の姿だった。

今年満25歳になったキム・ジュンミョンは、20歳の時“演技派俳優の宝庫”である韓国芸術総合学校に入学して役者としての夢を育てた。だがEXOとしてデビューすることになり、二足のわらじははけないという判断のもと自主退学を決めた。
そして時が流れて初めて映画に出演するまで演技を渇望していたと打ち明けた。同級生だったピョン・ヨハンがドラマ『ミセン-未生-』を通じて認められる姿を見て、彼も良い作品に会う日を指折り数えてきた。これに対し『グローリーデイ』は運命のような作品だったし、自身の初めてのフィルモグラフィーとして遜色のない作品だと語った。

以下はEXOのスホ(キム・ジュンミョン)と交わした一問一答だ。
-初めての映画ですが公開を控えた感想はどうですか?
▲演技をすることになって本当に気分が良いです。『グローリーデイ』はシナリオを読んで本当に出たかった作品でした。僕の初めてのフィルモグラフィーに上げたかったのですが、運良くキャスティングされて撮影しました。監督、俳優、スタッフととても親しくなったし、皆さん僕を気遣って下さって気持ち良く撮影しました。息がよく合ったから映画も満足いく形で出てきたと思います。

-『グローリーデイ』にはどうやってキャスティングされたのですか?
▲僕が作品を選択する立場ではなく、シナリオが良くてオーディションを自ら希望しました。監督、スタッフと何度もミーティングを重ねた末に、幸いにも僕を気に入って下さってキャスティングされました。

-純情な男やロマンチストの役もよく似合っています。
▲いやぁ僕がもともと純情な男ではありますがね(笑)。ところが不思議とロマンスにはあまり共感できません。アクションやヌアールのような作品が良いです。もちろん僕だけの希望事項なだけですが。

-チームのメンバーD.O.(ディオ、本名:ト・ギョンスより遅く演技を始めましたが悔しくはありませんか。
▲そのような質問たびたび受けます。なぜ今になって演技に挑戦するのかと。今演技をお見せすることになったのも、『グローリーデイ』に出会ったからではないかと思います。この作品に会えなかったとすれば、まだデビューできなかったかも知れません。周辺に独立映画を作る先輩・後輩も多く、まだデビューできない方々も多いので僕が遅いとは思いません。焦りませんでした。何より自分自身を信じましたよ。ただ、何をどのように始めるべきなのか、そういった事はたくさん悩みました。

-EXOメンバーはなぜ映画にだけ出演するのですか?
▲簡単に申し上げればスケジュール調整がとても難しいからです。僕もシチュエーションコメディ、連続ドラマなど全てのジャンルを経験してみたいです。でも僕たちは週末の度に海外のスケジュールが決まっています。それが最も基本的な理由でしょう。

-俳優としてやってみたい演技はありますか?
▲僕を模範的なイメージで見られる方々が多いですが、反対に悪役や少しくだらない役もしてみたいです。実際の僕のイメージと正反対のキャラクターを。

-自身の人生での“グローリーデイ(栄光の日)”を挙げて下さい。
▲答えがいくつかありますが、どれを選ばれますか?
1.毎日(?)。2.EXOスホとしてはMnet「MAMA」で「Growl」が大賞を貰った時。3.俳優キム・ジュンミョンとして他の俳優たちと共に釜山国際映画祭のレッドカーペットを歩いた時。4.個人的にはフィジー島に行って、生涯初めてスキューバダイビングをした時です。本当に驚異的な瞬間でした。

-演技に挑戦して学校を辞めた事に対して物足りなさもあったでしょう。
▲(自主退学は)当時、学業と仕事(EXOの活動)の二種類を併行するのは難しい状況で仕方のない選択でした。遠い将来、EXOとして休息を取れる時間の余裕ができたら、それが1年でも5ヶ月でも再び演技を学んでみたい気持ちはあります。

-EXOメンバーについてキャラクター研究をするとしたら?
▲やはりベクヒョンはおちゃらけています。重量感はカイにあり、片思いをする純情な男はチャンヨルが似合います。D.O.は運動を熱心にしたからか“男の中の男”スタイルです。セフンは裏切る悪役が似合います。いつもどんでん返しを夢見る男ですね。シウミンは可愛い才能がある人のようだし、レイはそのまま中国の人です。ハハハ。ウーン…もう少し付け加えるとしたら金持ちのおぼっちゃんの中国人?ハハハ。

-現在満25歳ですが、20歳の時はどうでしたか?
▲僕の20歳は大学に入学して始まりました。入学するのが難しい学校なのに、本当に運良く合格しました。生まれて初めてひとりで何かを成し遂げた気持ちでした。その時SMの練習生でしたが、よりによって足を怪我してデビューも延期されました。それで焦りがありました。そんな中で大学に合格して、何か成し遂げて希望を抱いて20歳を始めたと思います。朝には学校、夜には会社を行き来して、週末もなく今のように忙しく過ごしました。 それでも明るい未来に対する希望があったと思います。

-遠い将来40代ぐらいになった時、この映画(『グローリーデイ』と青春時代を振り返ってみるとしたらどんな感じだと思いますか。
▲誇らしく掲げた僕の初めてのフィルモグラフィー?40代か…その時は今よりもっと安定した姿でしょう?『あの時は本当に若かったな』という気がするかは分かりませんが、その時はもっと素敵な姿でいたいです。素敵な俳優になっていたら申し分なく良いでしょう(笑)。