「男友だちがいるのが以前から羨ましかった」

女優チェ・ジウは大衆にどのように記憶されているだろうか。ドラマ『冬のソナタ』や『天国の階段』などのドラマで、可憐で病気にかかって死ぬ役を主に引き受けた、あの韓流スター“ジウ姫”?そうでなければ「花よりおじいさん」で見せた飾らない姿でおじいさん俳優をまとめた娘、あるいは嫁のような愛嬌ある女性?

現実のチェ・ジウはバラエティ番組の姿そのままだった。チェ・ジウは「私は10年前も今も全く同じだ」と笑った。「バラエティ番組での私を見て、周辺はそのままの私と言いますよ?10年前にも着実に演技をしてトーク番組に出演して私の話を十分にしたので“人間チェ・ジウ”の姿を見せたと思いましたが違ったようです。『花よりおじいさん』などで見せた姿は普段通りのものですが、視聴者の方々は『チェ・ジウにこんな姿もあるんだね!』と新鮮に感じたようです。『以前はどんな姿だった?いったい何が違うの?』と不思議でした(笑)」

一息ついた彼女は再び話を繋いでいった。「『なぜ突然やらなかったバラエティに出てきたのか』と尋ねる方たちもいます。バラエティ進出という考えは全く違いますし、それに遡れば過去『1泊2日』の出演の方がさらに迷ったようです。その時のナ・ヨンソクプロデューサーとの縁が自然に続いたのです。田舎に行ってご飯を作って食べるのが面白そうだったし、行った事のない旅行も一度行ってみようといってすることになっただけでしょう。」

「花よりおじいさん」だけでなく、「三食ごはん」でも俳優イ・ソジンとぴったりの息を披露した。独身のチェ・ジウなので同じく未婚であるイ・ソジンに対する好感度を尋ねざるを得ない。“チェ・ジウ&イ・ソジンケミストリー”が、ドラマの男女俳優のそれとはまた違う2人を応援したくなるからだ。チェ・ジウは「『お似合いだ』という言葉は、良い称賛だと思います。『いつの間にか情は募る』と言われました」ながらも「ソジン兄さんは良いお兄さんで、たくさん助けてもらいました。バラエティでも目立つようにしてくれた有難いお兄さん」と線を引いた。ただし「ソジン兄さんとは実生活の姿ばかりを見て、演技をしたことがなくて演技者としての姿が気になる」と本業で再会する事を願った。

それなら俳優キム・ジュヒョクとはどうだったのだろうか。先月17日に公開した映画『好きになって』(監督パク・ヒョンジン)で、2人も素晴らしいコンビネーションを見せた。3組のカップルが出てくるオムニバス形式のこのロマンス映画で、チェ・ジウとキム・ジュヒョクは観客の心を盗んだ。避けられない事情で家を共有し、互いに異性の友達として関係を結ぶ男と女。お互いへの気持ちは知らないが、後日知る事になる。「男友だちがいるのが以前から羨ましかった。ある種のロマン」だと語ったチェ・ジウは「ところが、それが話のように簡単ではなかった」と笑って、「友人関係を維持して2人とも同じ感情を持つべきなのに、どちらか一方の感情が変わればこじれてしまう」と語った。経験による返事なのか、鼻先をしかめた。

カラオケシーンでタンバリンを振って首に通過させた後、果敢(?)なカクカクダンスが観客の視線を釘付けにする。考えてみれば、彼女は学校で舞踊を専攻したが、リズム音痴だった。酷いと思うほどだ。チェ・ジウは「それでも柔軟はする」と解明(?)をした。「私はダンスのDNAが体にありません。それでもバレエ、ヨガ、ストレッチングを着実にして、体は柔軟です。柔軟さとリズム感は本当に違います。ハハハ。」

彼女についているニックネームは“姫”。2004年のドラマ『冬のソナタ』が韓国と日本で大ヒットを記録した後についた言葉だ。チェ・ジウにとって忘れられない、いや忘れたくない愛称だ。「一度、姫としてまっすぐ行かねばならない」と笑う姿が可愛い。
「日本のファンの方々は凄いです。まだ『冬のソナタ』から好きになって下さったファンたちがいます。日本人ファンの方々は、初めてに対する愛情が強いです。本当に有難いです。作品の撮影をする時は、訪ねて来て応援をして下さるので、心が満たされます。時々スタッフがビックリしますよ。熱情的でいつも大きな力になります。」

“過去の光栄”をあえて言い換えれば、“歳月”と言うことができる。年齢の話を始めると、すぐにチェ・ジウは背を向けて特有の鼻声と共に手で遮って「もう~」と言った。結婚しないのかと尋ねると、今度は「やぼったい」と応酬する。「毎回インタビューの時に必ずされる質問」と笑う。『冬のソナタ』の“ヨン様”ことペ・ヨンジュンも結婚したので当然の問いではないか。「時は過ぎましたが、焦りは見せません。今に不満はないので、自然に流れたいです。なにぶん人のことですから大きなことは言えませんし変わることもあるでしょうが、今を楽しんでいます。」

中年に向かって進むチェ・ジウにとっての目標は何か。彼女は「特別な目標より、今日を幸せに過ごして楽しく最善を尽くして良い作品を作れば、それが私が目標にする地点に近付いていると思う」として「女優が年齢の変化に気を使わないことはできない。男たちより苛酷で傷つく事も多いですが、私がブレずに健康的なメンタルで一歩ずつ歩くのが目標」と語った。