EXOのD.O.…彼が語る初恋、そして“俳優ド・ギョンス”

「ロマンチックコメディや濃いメローをしてみたい」
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映画『純情』を通じて初めての主演に挑戦したアイドルグループEXOのメンバーD.O.(ディオ、ド・ギョンス)。『純情』はラジオ生放送中にDJに到着した“23年前の過去から来た手紙”を通じて、現在と過去を行き来する切ない初恋と5人の友情を描いた感性ドラマだ。D.O.は無愛想だがヒロインへの気持ちだけは揺らぐ事が無い純粋男ボムシル役を担った。

-作品に参加することになったきっかけは?

「元々作品を選ぶ時、会社と相談します。今回も一緒にシナリオを読んでみて、暖かい感じが良くて出演を決心しました。アイドルとして歌手活動をしていますが、映画やドラマでは大衆が見るEXOの姿ではなく、違う姿をお見せしたいと思っています。作品を選ぶ時は『この人を演じてみたい』と思えばその作品を選びます。」

-前作『明日へ』とは違い、『純情』には同年代が多かったですね。

「『明日へ』では先輩たちと主に撮影しました。たくさん導いて下さりました。今度は本当に導かれるというよりは、友人と遊んで楽しく撮影しました。」

-17歳のボムシルを演じてどんな気持ちでしたか?

「17歳の純粋な場面を表現しなければならないといった時、昔高校当時に恋愛した気持ちをもう一度感じました。『友だちと集まった時どうだっただろう?』ということを考えて演じました。もう少し年を取ったら難しいのではないだろうかと考えて、幸せな気持ちで演技しました。」

-実際の17歳の時はどんな学生だったか気になります。

「静かな学生でした。学校で軽率に振る舞ったりする事もありませんでした。勉強を熱心にすることもなかったですし。ただ熱心に学校へ通う模範生でした。ボムシルと似た点が多かったと思います。」
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-“傘キス”が公開前から話題を集めています。

「僕もやはりシナリオを読んで、どんなシーンになるのかとても考えました。他の作品でなかなか見られなかったシーンなので、どのように誕生するのか気になっていました。」

-実際に口づけを交わせなくて残念ではありませんでしたか?

「たいへん残念でした(笑)。作品を通じていつもできなかった事ができるじゃないですか。初めに“傘キス”だけ見て傘で隠してキスすると思ったのですが、傘を下ろして傘にキスして残念でした。でも相手女優が6歳年下の(キム・)ソヒョンです。そのような欲はありませんでした。観客の方々がどのように見て下さるのか気になります。」

-初恋はいつでしたか?

「高校3年の時でした。幸せで初々しい初恋でなく、憂鬱で悲しい愛として記憶しています。僕が執着しました。執着すれば相手側は愛想を尽かすという事がその時分かりました。今でこそ思い出だと考えますが、あの時は本当にとても後悔しました。」

-愛に対する率直な考えを聞きたい。

「恋愛に関心がないわけではありません。したいという考えも強いです。今は機会がないですし、時間がなくて出来ずにいます。初恋以降、二度と執着してはいけないと考えているので、再び恋愛したら二度としないと思います。当時は独占欲が強かったと思います。」

-EXOメンバーと演技の話をよくしますか?

「メンバーたちとは演技の話はあまりしません。お互いに応援します。至らない部分を話すというよりは、『このシーンがとても良い』と称賛することが多いです。」

-演技をする中で最も大きな喜びは何?

「演技をしてどのように見て下さるかも重要ですが、僕が演じて楽しいと感じる事が最も重要だと考えます。キャラクターの心を持って演じましたが、観られる方々も同じ感情を感じる時が最も楽しいです。その時に最も大きな喜びを感じるようです。」

-EXO D.O.と俳優ト・ギョンス。どれくらい違いますか?

「違わないと思います。自分自身が素晴らしい人になろうといつも考えています。“素晴らしい”には多くの意味が込められています。」

-EXOと演技活動の並行は大変ではありませんか?

「正直に言うと体力的に2種類を併行するというのは大変です。二兎得るのは大変だと感じますが、それだけ得ることもあります。そこでエネルギーを貰って『2つとも熱心に頑張ろう』という考えで参加しています。」

-次期作は映画『兄貴』だ。

「『兄貴』は『純情』では見られない人物の魅力を感じられるはずです。『純情』では5人の友人が劇を導きますが、『兄貴』ではチョ・ジョンソク先輩と2人で引っ張っていく作品です。本当に楽しく撮影しました。楽しんでいただけるのではないかと思います。」

-どんなジャンルに挑戦したいですか?

「もう少し年を取ったらロマンチックコメディや濃いメローをしてみたいです。tvN『ああ、私の幽霊さま』のような作品もしてみたいです。チョ・ジョンソク先輩が出てくる作品なので最初から最後まで観ましたが、今後機会があればこのようなジャンルの作品に必ず挑戦したいです。」