チャン・グンソク「日本は薬であり毒…韓国でうまくいく作品をしたい」(インタビュー②)

「結婚を早くしたい。家族を早く作りたい」
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チャン・グンソクの“最近作”は2014年に放送したKBS2ドラマ『キレイな男』だ。2年以上俳優活動がない。彼もこれを理解している。チャン・グンソクは新しい作品に対する情熱でいっぱいだった。

「韓流スターというのは、盾と刃物同時に持っています。お金、これが今の韓流危機を作ったと思います。“演技屋”は演技をするべきなのに、そろばんをはじいてはいけません。今までの5年を振り返れば『美男<イケメン>ですね』に出演するまでは、徹底して演技の台本を手にしていました。ところがそれからは考える余裕もありませんでした。資本主義社会でどうしようもない事ですが、文化を作る人である僕が揺れていました。原因は結局僕でした。

「今は克服したか」と尋ねたところ、「日本は薬であり毒でもあった。自分の生き様はいつも孤独だった。誰ともそのような悩みを話せなかった」と明かした。日本での人気を通じて“アジアのプリンス”という修飾語を得るほど人気を得たが、また他の隣国・中国に対する彼の考えは違った。

「中国に対する欲はありません。中国は僕にとって大それたものだと思います。僕が中国人ではないから、中国の作品に出演するより韓国の作品で、韓国で認められて進出するのが自然です。焦らなくていいと思います。急に食べれば胃もたれするのが当然でしょう。」

チャン・グンソクは「今年からは韓国国内で攻撃的に活動する予定」だと語った。
「日本で本当にたくさんの愛を貰いました。ライブ公演もたくさんしました。収益は実はありません。少しでも良いステージをお見せするために、ステージにお金をたくさん注ぎ込みました。僕が貰った愛と同じくらい最高のステージをお見せしたかったです。韓国では作品を上手にしたいです。僕実は危険ですからね。ハハハ。うまくいく作品をしたいです。」

韓流スターとして、“アジアのプリンス”として大人気を得たチャン・グンソク。しかし彼は“危機”を語り、“変化”を約束した。
「僕は誰より僕のイメージ、自分自身をよく分かっています。僕の短所が何で、どんなイメージが問題なのかを。いつも勉強しています。僕はわざわざ芸能人たちと親しく過ごしません。僕のそばにいれば、その友人がケガしますね(笑)。わけもなく僕が遊ぶのを見て、横で僕のように遊んだら大変なことになります。チャン・グンソクという遊び人のせいでその友人に迷惑をかけることはできないでしょう。僕は、ご覧のとおり軽いです。ところが軽いけど軽くありませんよ。僕は危機対処マニュアルがあります。まだ社会的に大きな物議をかもす飲酒、賭博、麻薬など大きなスキャンダルはなかったではないですか。

僕は緻密に僕にとって害になるものを原則的に封じ込めます。できない時はマネジャーの助けも借りて。今までのチャン・グンソクは、去る5年間のチャン・グンソクはエイリアンだったようです。日本人でもなく、かといって韓国人でもなくて。ただ髪が長く伸びて、女なのかどうか“グンちゃん”なのかチャン・グンソクなのか、僕もこんがらかる時が多かったです。やるドラマは全部失敗して。

NAVERに僕の名前を打てば“財産”しか出てきません。確実な目標は、十分遊んでやりたいことはやったので、もう俳優としてやりきるつもりです。僕の20代はウイスキーに例えれば原液でした。もうオークの樽に入って熟成されねばならない時期です。いつテイスティングするかは分かりませんが。」

30代の男、女性の話を切り離すことはできない。チャン・グンソクの恋愛が気になった。
「恋愛ですか?したいけど忙しいです。いっそ友人に会うほうがより良いです。僕が出演した『メリは外泊中』にこのような台詞が出てきます。僕がムン・グニョンにした台詞ですが、『俺に惚れるなよ』。僕はその台詞が大好きです。会う女性全てに話します。でも“大馬鹿者”だと思われます。結婚は早くしたいです。家族を早く作りたいです。幼かった時の記憶に僕ら家族3人がとても仲が良く幸せだった記憶があります。僕が大黒柱になって、幸せだったあの記憶を再び生かしたいです。もう遊び尽くしました。クラブは、とても危険です!」

それと共にチャン・グンソクは「この頃僕を孤独じゃなくさせる子がいる」として携帯電話で1枚の写真を見せた。それは最近育てている愛猫“キキ”だ。“キ(=浮気心)”が多くて“キキ”だと言う。
「アビニシアンです。トラのようですね(笑)。ある日ふと孤独で、猫でも飼ってみようかと思って猫の店に行って会いました。猫が可愛くて「お前たちこっちにおいで」と言ったのにこの子だけ来なかったんですよ。魅力がありました。生意気だけど魅力がある奴でした。メス猫ですが、家に女性が遊びに来ると足をかんで逃げます。この頃、“キキ”を見る楽しみで生きます。本当に愛嬌たっぷりです。キキのために“スンイ”という会社で育てる子犬の人気順位が落ちました。その場をキキが蹴飛ばして入ってきましたよ。」

俳優として認められているチャン・グンソクだが、彼には“アーティストチャン・グンソク”として音楽に対する夢も相変わらずだ。
「音楽は非常に良いオプションがあります。時間の制約がありません。車の中でも曲を書くことができて、酒に酔っても曲を書くことができます。ところがドラマは全てのスタッフが構成されなければならず、現場で撮って放送されてはじめて結果が出てくるものじゃないですか。そのような面で音楽は僕にとって大きなメリットだと思います。それがおもしろいです。胸の中ではいつも演技をしたいですが、そうはできません。

音楽は休まずできるのでずっと夢中になるようです。移り気な人は身動きが取れないとおかしくなります。そうした点で音楽は僕にとって噴出口でしょう。韓国の方は僕が音楽をするのをよく知りませんが、日本で僕は音楽をディープにしています。バンドもしてEDMもしています。」