BEASTヨン・ジュンヒョン「お金がなくてバスに乗れない時期があった」

「ひとつも捨て曲が無い珠玉のようなアルバムを作るのが目標」
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アイドルのなかでも珍しく全曲プロデュースを行い、ファッションセンスまで備えたBEASTのヨン・ジュンヒョン。ファッション誌のグラビア撮影現場で彼の率直な考えをのぞいた。

▲最近何をして過ごしましたか?

-この前ジャングルに行ってきました。あー、本当に想像以上の所です。こんなにまで腹が減ることが出来るのかと思いましたよ。朝から一日中狩りをして深夜2時に初めての食事をしました。そんな苦労をして韓国に帰って来ると、全てのことに感謝します。今、若干過労気味なのでさえ感謝します。病む時間があるということにまた感謝して。

▲そういえば顔色が良くないようですね。

-曲作りをしないといけないことも多いし、この頃不眠症なのでさらにそうみたいです。ところがこのようなコンディションでこそ良い曲が出てきます。若干の眠たさと二日酔い。そして暗くて気分が良くない状態。それでこそうまく集中できます。気分が良くてエネルギーが溢れれば外に出て行きたいですから。

▲プロデューサーヨン・ジュンヒョンはどんな人ですか?

-親切です。僕がレコーディングして感じた事ですが、ディレクターが頑固だと出来る事も出来なくなります。僕は「本当にうまい。でもこの部分がちょっと惜しいから、もう一回だけまた行こうか?」こんな感じで話します。レコーディング室の雰囲気が和やかでなければ面白味もないし僕も長引かせてしまいます。

▲経済的にも大変だった時期がありますか?

-大変でしたよ。バスに乗って降りる時、交通ICカードをもう一度タッチしないと安く乗り換えできないじゃないですか。でもそのお金すらなくて他のバスに乗り換えできませんでした。だから30分歩いて練習室に通いました。今Apinkの会社の代表さんにお金を借りてドゥジュン、キグァンとサウナに行ったことも思い出します。その時は練習生でしたから。でも僕はまだあの時の状況を忘れないようにします。当時はこうなるなんて想像もできなかったんですよ。ささいなことで不平不満を持ってはいけないといつも考える方です。

▲BEASTが6年間も長続きできた秘訣がありますか?

“特に考えがないから”だと思います。素晴らしい返事よりこれが正解のようです。かえって無理に“厚くなければならない。仲良くなければならない”と思っていたらさらに負担になりました。僕たちは同じ年頃の友人のように、本当に下らないむだ話を起きた瞬間から眠るまでやりとりします。そうしたら個人的にストレスを受けたことも、メンバーに会えば全て忘れるようになりました。

▲デビューする前に立てた目標は全て成し遂げましたか?

-始まったとは思います。自らアルバムにスーパーバイザーとして参加し、曲からコンセプトまで僕が作ることが夢だったんですよ。デビューから4年経ち、1stアルバムのプロデュースをすることになり、今も続けています。ひとつも捨て曲が無い珠玉のようなアルバムを作るのが目標です。